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2012/06/09

■節子への挽歌1741:湯島のランタナ

節子
昨日、湯島のランタナを大きな鉢に植え替えました。
節子が湯島に行っていた頃は、ベランダの植物の手入れもよく行き届いていましたが、最近は植え替えなどもしていないので、大きな鉢の植物も元気がありません。
あまりに荒れていたので、一つの鉢を私の好きなランタナにしてしまいました。
ランタナだとあまり手入れも必要ないでしょう。
幸いに節子が使っていた道具がまだ残っていたので、植え替えは出来ましたが、節子と違って、極めていい加減な植え替えですので、うまく根づいてくれるといいのですが。

一時期、シクラメンやミニバラやいろいろ小鉢を増やしましたが、単純な観葉植物以外は、やはりだめにしてしまいました。
植物はやはり定期的に声をかけてやらないといけません。

湯島のメダカも全滅してしまいました。
長いこと元気だった黒メダカに続いて、新たに買ってきた白メダカも全滅です。
空中を泳いでいた、ヘリウムガスを入れた魚も、えさのヘリウムガスがなかなか買いにいけずに、いまは棚の上でしぼんでいます。

節子は湯島には行けなくなるかもしれないと感じ出した頃から、ベランダの花も減らして、あまり手間がかからないものにしておいてくれました。
室内の改装も始めてくれていましたが、残念ながら、これは途中で、節子が湯島に来られなくなってしまいました。
ですから、湯島の室内の改装は実は途中のままなのです。
まあ、そんな生々しい記憶が、湯島には残っています。
玄関の造花も、節子が最後にセットしてくれたままです。
節子がいた頃は、造花ではなく生き花でしたが、いまは季節と無関係にバラなどの造花が置かれています。

いまの湯島のオフィスを節子が見たら、さぞかし嘆くことでしょう。
でもまた少しずつがんばって、きれいにしていければと思っています。
それにしても、私はそうしたことがとても苦手なのがよくわかります。
ずっと節子に依存してきてしまったためでしょうか。
時には、彼岸から湯島の掃除に来てほしいものです。

湯島はもう少しそのままにしておこうと思います。

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