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2012/06/29

■個人が自立して生きていけない社会

政治が一向に動きません。
こういうだらだら状況は当事者には意味があるでしょうが、見ているほうはストレスがたまります。
コミュニケーションや信頼感のポイントは、「わかりやすさ」です。
小沢さんは、いつもそれが欠けているので、敵が多いのでしょう。
彼には「戦う勇気」がないのかもしれません。
小沢嫌いにも関わらず、今回、小沢さんに期待していた私も、つくづく呆れてしまいました。
みんなが言うように、やはり彼はもう終わっていたのかもしれません。
いや、政治が終わったのでしょう。

今朝のテレビを見ていて、小沢さんに近い東さんへの信頼感が高まりました。
東新党ができて、消費税増税延期、原発再稼動中止を旗印に動き出せば、新しい風が起こるかもしれません。
しかし、政治家がそうした動きを起こさないのが不思議です。
みんな組織に隷属しているのでしょう。
みんなから冷笑されていた新党きずなを、私は評価しています。
彼らは、まだ意志を持った人間でした。

今朝のテレビで、東さんの発言に対して、コメンテーターと言われる人たちは、東さんも民主党の一員であり、内閣にも関わっていたのに、なぜこの3年、自らの主張を実現できなかったのか、と責めていました。
実現できなかったから、彼は反対票を投じたのですが、テレビの常連たちはみんな権力に迎合したところに身を置いていますから、それが理解できないのでしょう。
太った豚たちのコメントは、いつも退屈です。

陸山会事件を巡る虚偽報告書問題の最高検による処分は、驚くことに田代検事の尻尾切りで終わり、当時の上司ら6人は不起訴になりました。この事件は限りなく組織犯罪の疑いが強いですが(もしそうでなければ検察の規律は壊れているとしかいえません)、結局、組織の論理が働きました。
司法界には、たぶんもう人間はあまりいないのでしょう。

電力会社の株主総会は見事に組織の論理で貫かれています。
壇上の人たちが人間には見えてきませんでした。
しかもなぜ真ん中に勝俣さんがいるのか。
彼が犯罪者である事は明らかでしょう。
水俣の時と同じです。
電力会社で働く真面目な社員やその家族はどう思っているでしょうか。

個人が自立して生きていけない社会になってしまっています。
システムや組織に隷属して生きなければいけなくなってきているような気さえします
障害者自立支援や若者自立支援も大切ですが、自立すべき人は違うのではないかと思います。

私は、生活においては、あんまり自立できておらず、食事でさえまともにつくれないと、娘に怒られていますが、組織やシステムにだけは隷属したくないと思っています。
太った豚ではなく、痩せたソクラテスになれと、卒業式で訓示されましたが、それだけはきちんと守っています。
最近はお腹が出てきてしまっていますが。

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