■節子への挽歌1743:久しぶりのあやめまつり
節子
手賀沼のあやめまつりのあやめを見てきました。
あまり行く気はなかったのですが、今年で終わりになるそうです。
節子と毎年行っていましたので、もう一度見ておこうと思って、行ってきたのです。
久しぶりでしたが、前よりもあやめは増えていました。
月曜でしたが、人も多く、賑わっていました。
紫色のあやめがきれいでした。
節子が元気だった頃は、時々、散歩でも来ましたし、自転車でも何回も来ました。
一緒に行ったユカが、あやめ園の入り口のアジサイを見て、このアジサイのどれかが節子の好みで、花が終わった後に、小枝をもらってわが家に挿木にしたがっていたと教えてくれました。
節子はどこかで気にいった花木を見つけると、挿木用の小枝をもらったり、タネをもらったりして、わが家の狭い庭に移植していました。
前にも書きましたが、湯河原では道に面した家の庭がきれいだったので、その家に庭を見せてもらい、ついでに花を分けてもらったことさえあります。
いま、その花がわが家の玄関で咲いています。
そんなわけで、わが家の庭の花木には、いろいろと節子の思い出がかさなっているのです。
ちなみに、あやめ園のアジサイは、挿木をもらってきたかどうか、だれも記憶がありません。
帰宅後、花を買いに行くことにしました。
自宅用の花のほかに。湯島のオフィスに、紫色のアゲラダムを買ってきました。
いわゆるカッコウアザミです。
私は紫の花がすきなのですが、手入れが面倒なのはすぐにだめにしていまいます。
アゲラダムは比較的手入れが簡単なので、秋までもたせたいと思います。
この花は、節子が大好きで、前の家に住んでいたころ、門から玄関までの通路沿いに、この花が並んでいました。
買った後に、娘に言われて、それを思い出しました。
ちなみに、アゲラダムの名前の由来は、「老いを知らない」というギリシア語らしいです。
花言葉は「楽しい日々」だそうです。
そうなるといいのですが、
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