■節子への挽歌1778:暑さの中での思考は、人を不幸にするのかもしれません
節子
地獄の蓋が開いているのではないかと思うほど、毎日、暑いです。
子の暑さを、以前のように楽しまなければと一度は思ったのですが、なかなかそうもいきません。
最近、友人たちから「高齢なのだから無理をするな」というメッセージが多くなりました。
身近に、節子のように、自分を相対化する存在がいなくなると、自分が歳を重ねていることを、ついつい忘れてしまうのです。
友人の忠告を聞いて、最近はスポーツドリンクを飲むようにしています。
しかしこれが全くおいしくありません。
美味しくないものを飲むのは、私の文化には合わないのですが、節子がいない今は、少しは自分の健康にも気をつけなければ行けません。
以前は具合が悪くなれば、節子がケアしてくれましたが、いまは誰かに迷惑を書けることになりかねないからです。
暑いと何もやる気がおきません。
何もやらないといろんなことを考えます。
いろんなことを考えると、私の場合、最近は後悔の念が出てきます。
節子のことに関しても、後悔の念がたくさん出てきます。
私自身、あまり良い伴侶ではなかったのではないかとさえ、思うこともあります。
暑さの中での思考は、人を不幸にするのかもしれません。
今日も暑い日になりそうです。
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