■節子への挽歌1780:今日も暑いなかサロンでした
節子
今日も暑い日でした。
4月から毎月やっているフォワードカフェの日でしたので、暑い中を湯島に出かけました。
暑いから誰も来ないかもしれないと思っていたのですが、4人の人が参加してくれました。
最近は、平均すれば毎週2回ほど、サロンをやっています。
いささか疲れますが、やると決めたので休むわけにもいきません。
それに、最近はテーマを決めたサロンの要請もあります。
8月にも2つほど、新しいテーマサロンがスタートします。
節子がいたら、いい加減にしたらとストップをかけるでしょうが、今のところ、私の行動を止める人はいません。
だれかがこういうサロンをやりたいと言ってくると、ついついその気になってしまうのです。困ったものです。
今日は、もともとは「自殺を身近に体験した人たちのためのサロン」でしたが、なぜかあまり「自殺」には縁のなさそうな人が集まりました。
お一人だけ、東尋坊で自殺防止の見回り活動をしている茂さんたちの活動の支援者が来てくれました。
それで今日はまったく違った話題のサロンになってしまいました。
湯島に来る人に限りませんが、気楽に話せるホッとする場がほしいと言う人は多いです。
しかし、そういう場を用意すると、思っているほど人は来ません。
あの言葉は嘘だったのかと思いたくなることもあります。
しかし、そうではなくて、私の場の設計が悪いのでしょう。
今日も暑い中を出る時、誰から頼まれたわけでもないのに、何でわざわざ出かけていくのだろうかと自問自答してしまいました。
節子がいた頃も、私は同じ疑問を持つことがあり、よく節子に訊いたものです。
「なんでサロンをやってるんだろうか」と。
自分のやっていることの理由は、実はわかっているようでわからないことが多いものです。
私は素直なので、自分のやっている事の理由がわからない時には、節子に訊くようにしていました。
節子からまともな回答が戻ってきた記憶はありませんが。
まあ考えてみると、おかしな質問ですので、それも仕方がありません。
節子は、私のほうが訊きたいわと笑いながら応え、しかし応援してくれました。
節子の応援があったからこそ、この活動が私の生活に定着してしまったのです。
いわば、責任の半分は節子にありますが、いまは応援さえしてくれません、
無責任このうえない。
サロンが終わった後、8月は暑いのでこのサロンはお休みにしましょうかといったら、みんなあっさりと賛成してくれました。
もしかしたらみんなもサロンなどないほうがよいのかもしれません。
私がやるので、仕方なく付き合っているのかもしれません。
節子もそうだったのでしょうか。
わがままな私に付き合ってくれるみんなに感謝しなければいけません。
それにしても、今日も暑い1日でした。
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