■節子への挽歌1788:「妻は死んだ」
節子
昨日、途中からですが、テレビで、映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を観ました。
ちょっとした時間の合間に、たまたまチャンネルを合わせたらやっていたのです。
マット・デイモン主演の15年ほど前の作品ですが、何回観ても気持ちの良い映画です。
ちょうど、マット・デイモン演ずる主役のウィル・ハンティングが、カウンセラーを受けているシーンでした。
カウンセラーのドクターショーン役はロビン・ウィリアムス。なかなかの俳優です。
ショーンは、少し前に最愛の妻を失っています。
そこで患者であるウィルが、再婚したらどうかと言います。
ショーンはこう応えます。
「妻は死んだ」
ウィルは重ねて言います。
「だから再婚したら」
ショーンは繰り返します。
「妻は死んだ」
以前見た時にも、ちょっとこのシーンには考えさせられましたが、今回は強烈に心身が震えました。
「妻は死んだ」
その言葉の「妻」は書くときっと大文字なのでしょう。
その画面の前に、たしか絵が出てきます。
海に船で乗り出す絵だったと思います。
実はこの絵は、節子が習っていた絵の先生から購入した絵を思い出せる絵でした。
節子は、先生への義理で買ったものの、実はその絵が好きではありませんでした。
たしかわが家では数日しか飾られていませんでしたから。
その絵のことも気になっていました。
また今度,テレビでやるでしょうから,改めて最初から見てみようと思います。
なぜか娘のユカがこの映画を私に勧めてくれるのです。
私好みの映画だと、ユカは思っているようです。
まぜでしょうか。
もう一度見たら、その理由もわかるかもしれません。
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