■節子への挽歌1792:久しぶりの上野公園
節子
今日は午後から時間ができたので、久しぶりに湯島天神から不忍池を抜けて上野公園を歩きました。
節子がいた時には、時々、歩いた道です。
節子がいなくなってからは、年に一度あるかないかですが。
湯島天神にも行かなくなりました。
オフィスの帰りに、よく2人でお参りしましたが、いまは足が向きません。
しかし今日はちゃんと正殿にお参りして、不忍池に向かいました。
不忍池は、いまハスの時期です、
まだ花は少なかったですが、池はハスの葉で覆われていました。
上野公園は夏休みなので、暑さにもかかわらず混んでいました。
木陰で座ってお弁当を食べているカップルがいました。
昔の私たちのようでした。
せっかく近くに、精養軒や伊豆栄があるのに、そこには行かずに、上野駅構内でおにぎりやお弁当を買って、ベンチで食べるのが、私たちは好きでした。
そう思って意識すると、多くの幸せそうなカップルが目に付きました。
考えてみると、そんなことを思いながら、上野公園を歩くのは、節子がいなくなってから初めてかもしれません。
私もだいぶしっかりしてきたのかもしれません。
一人で、上野公園を自然に歩くことができるようになったのですから。
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