■節子への挽歌1812:花も暑そうです
節子
暑さ続きで、節子に供えている花がすぐに枯れてしまいます。
冷房をかけていればもう少し長持ちするのでしょうが、わが家は滅多に冷房をかけません。
これは、節子の文化でもあったので仕方ありません。
お盆に献花してもらった花も、今はもう枯れてしまい、今日はわずかにユリを中心とした花びんがひとつだけです。
いつもはもう少し花が賑わっていたような気もしますが、今年は例年よりもかなり暑そうです。
庭の花も今年はいつもより元気がないような気がします。
節子がいた頃には賑やかだったユリは、モグラに球根を食べられて、ほぼ全滅です。
今朝、白ユリが咲いていましたが、1本だけではちょっとさびしいです。
マンジュシャゲももう満開のはずですが、咲き出していません。
バラは、私が水やりをさぼったためにかなり枯らしてしまいました。
節子がいたら、わが家の庭はもっと華やかなのかもしれませんが、今年の夏の暑さは草花にもかなり影響を与えているように思います。
どんなに暑い日も、節子は夕方になると帽子をかぶって庭の草花の手入れをしていました。
その姿は今もはっきりと思い出されます。
あんまり無理をしないでお茶でも飲まないか、と声をかけたことがとても懐かしいです。
いまは声をかける人もいなければ、声をかけてくれる人もいません。
仕方がないので、先ほど、珈琲を淹れてきました。
朝から3倍目の珈琲です。
一人で飲む珈琲もいいですが、毎日一人だと少しさびしいです。
| 固定リンク
「妻への挽歌10」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2000:2000回を迎えました(2013.03.01)
- ■節子への挽歌1999:節子の手作り雛人形(2013.02.28)
- ■節子への挽歌1998:ルクソール(2013.02.27)
- ■節子への挽歌1997:記憶の共同体(2013.02.27)
コメント