« ■「終戦 なぜ早く決められなかったのか」感想 | トップページ | ■ジャーナリスト山本美香さんの死 »

2012/08/21

■節子への挽歌1815:トンボ

節子
玄関でかげろうのような大きなトンボを見ました。
それで、トンボの話を書きます。

昨日、オフィスからの帰り道で、近くのローソンのオーナーに話しかけられました。
これは昨日の挽歌でも書きました。
彼女は袋を持っていましたが、それを私に見せながら、お店にトンボが入ってきたので、捕まえてこれから逃がしに行くのと言いました。
虫かごで飼ってもいいけれど、それだとすぐに死んじゃうので、緑のあるところに放してやらないとね、というわけです。
顔見知りとはいえ、急にこう話しかけられると戸惑いますよね。

で、トンボの話です。
私は子どもの頃から、トンボは不思議な生き物だと思っていました。
大きな目玉以外はぐしゃぐしゃで、現実感がないのです。
オニヤンマやギンヤンマを捕まえた時には、カブトムシよりもうれしかったです。
それにトンボの顔は見ていて飽きません。
どうみてもこの世の生き物には見えません。
トンボの英語名は dragon-fly です。
オニヤンマには、まさにドラゴンを感じます。

トンボは、死者の魂を象徴しているとも言われます。
死者の魂は、トンボになって飛んでいる。
秋に赤とんぼが群を成して乱舞しているのをみると、そう感ずることがあります。
海外では、不死や再生も象徴しているようです。
セミもそうですが、トンボもまた、彼岸と此岸を往来しているというイメージがあります。
そういえば、地球の生物の先祖は宇宙を越えて飛んできたトンボだという説もありました。
ともかくトンボは、現世を超えた生き物なのです。

最近、気のせいか、トンボが少ないです。
赤とんぼの季節はもう少し先ですが、年々、わが家の周りを飛ぶトンボは少なくなっています。
オニヤンマには最近、久しく出会っていません

ところで、今日、玄関で見たトンボは何だったのでしょうか。
かげろうのような、大きな黒いトンボだったような気がします。
その時にはあまり意識せずに、何となく視野を横切っていくのを感じただけで、きちんとは見ていませんでした。
あれは本当にトンボだったのだろうか。
夜になって、気になりだしました。
昨日のトンボも、今日のトンボも、彼岸から飛んできたのかもしれません。

|

« ■「終戦 なぜ早く決められなかったのか」感想 | トップページ | ■ジャーナリスト山本美香さんの死 »

妻への挽歌10」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌1815:トンボ:

« ■「終戦 なぜ早く決められなかったのか」感想 | トップページ | ■ジャーナリスト山本美香さんの死 »