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2012/09/10

■節子への挽歌1835:「頭の中は宇宙」

節子
小美玉市の文化センター「みの~れ」もオープンしてから間もなく10年を迎えます。
それを記念して、みの~れに関わってきた住民たちが本をつくりたいと昨年、湯島にやってきました。
1年かかりましたが、その原稿ができました。
その最後の編集会議をみの~れでやってきました。

みの~れのこけら落としは、住民ミュージカル劇団による「田んぼの神様」でした。
私は、みの~れの企画段階から関わっていた関係で、節子と一緒に招待してもらいました。
しかし、開館後はあまり付き合いがなくなっていました。
というか、みの~れに関していえば、仕事での関わりではなく、何となくボランタリーに関わってしまっていたの、仕事にはしたくなかったのです。
しかし、その関係で、その後、総合計画や都市計画、さらには住民発議のまちづくり組織条例などの仕事を私の納得できる形で自由にやらせてもらいました。
住民たちと一緒に、型破りの都市計画マスタープランも作ってしまいました。
その関係で、住民のみなさんともそれなりのつながりがあるのです。

節子の葬儀には、みの~れがある美野里町からたくさんの人が来てくれました。
みの~れの館長も来てくれました。
ですから、昨年、その館長の山口さんが、10年経ったので、その成果を本にしたいと言ってきた時には、正直、お断りしたかったのですが、断れませんでした。
節子のことで心をかけてくれた人には、どんなことも引き受けるというのが、私の基本姿勢なのです。

しかし、その本づくりはなかなか進みませんでした。
ほんとに作る気があるんですか、などと手弁当で毎週集まっている住民たちにまで憎まれ口をたたいてきました。
しかし、締め切り近くなって、みんなものすごく頑張ってくれました。
私を見返してやりたいという気持ちもあったそうですが、まさに私が見返されたような素晴らしい原稿に仕上がってきました。
関わらせてもらってよかったと思いました。

本は11月3日に発売されますが、たぶん「まちづくり編集会議」というタイトルになるでしょう。
その本の最後に、編集委員のメンバー紹介がありますが、そこに私の名前も入れてくれました。
その原稿をもらって見てみたら、「彼の頭の中は宇宙」と書かれていました。
よくわかんない表現ですが、私に翻弄されたという意味合いがこもっています。

それを読んで、節子だったらきっと大笑いしながら納得するだろうと思いました。
節子は、その「頭の中が宇宙」の私に翻弄されながら、喜怒哀楽の大きな人生を過ごしてきたからです。
最初は魅了され、しかし混乱し、結婚は続かないと思い、ちょっとだけ離婚も考え、しかしそのうちその宇宙にのみこまれ、無重力感を楽しみ、最後には「良い人生だった」と思えるようになった。
たぶん、それが節子の、私との人生でした。

しかし、その大笑いする節子はもういません。
そのため、私の宇宙も、歪みだしているかもしれません。
でも、楽しい本づくりでした。
まだ原稿が完成した段階ですので、これからが大変なのですが、もう大丈夫、良い本になりましたといったら、昨日はみんな喜んでくれました。
11月3日が楽しみです。

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