■節子への挽歌1857:フクロウと目が合いました
節子
今日は土浦の陶器屋さんで、面白いフクロウを見つけました。
なにげなく立ち寄った土浦の街中のお店の店先に並んでいたのです。
お店には、ほかにも面白い陶器や陶芸品が並んでいました。
節子が好きそうなお店です。
ところがお店には誰もいません。
声をかけても出てきません。
土浦には、まだそんな文化が残っています。
ますます気に入りました。
かなり大きな声で何回か声をかけたら、ようやく人が出てきました。
このフクロウは、和田国夫さんが、清田(だったでしょうか)の土を使って創ったんですよ、この表情でいいですか、と訊かれました。
たしかに店内には他のフクロウもいましたが、店先のフクロウに目が合ったのですから、それ以外に気持ちが移ることはありません。
節子はよく知っていますが、私は以前、フクロウの置物を集めていました。
節子も協力してくれていました。
しかし、節子が病気になってから、なぜか集める気がなくなりました。
理由はわかりませんが、ともかくすべてのことが一度、終わったのです。
フクロウ集めも例外ではありませんでした。
しかし、今日、なぜかフクロウに目が合ってしまった。
実は、今日は娘に付き合ってもらって、土浦に行ってきました。
特に土浦に意味があったわけではありません。
ましてや土浦の街を歩くとは思ってもいませんでした。
節子が好きそうな街並みだなと娘に言ったら、節子の好みではないよ、と言われてしまいました。
街歩きの後、郊外の魚市場で海鮮丼を食べました。
豪快な盛り付けで、とても新鮮で美味しかったのですが、私は完食できませんでした。
この店は節子好みだね、というと娘も同感してくれました。
久しぶりに車で遠出しました。
フクロウとも目が合いました。
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