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2012/10/09

■誰が鳩山政権を潰したのか

私は民主党の副総理の岡田さんがどうしても許せません。
私が期待した鳩山政権を潰した張本人だと、思っているからです。
最近また時々テレビに出るので、見たくない顔を見る機会が増えています。
昨日は腹を立てないでおこうと思っていたのですが、今日は腹を立てることにしました。

元外務省官僚だった孫崎享さんの「戦後史の正体」が話題になっています。
内容は、アメリカに対して日本の国益を主張した政治家はすべて葬られたという話です。
これではちょっと粗雑過ぎると怒られそうですね。
本書の帯には「元外務省・国際情報局長が最大のタブー「米国からの圧力」を軸に戦後70年を読み解く!」とあります。
出典を明確にしたしっかりした情報にもとづいて、孫崎さんは敗戦の時からの外交史を、自主路線と対米追随路線に分けて、わかりやすく解説してくれています。
読まれた方も多いでしょうが、内部告発本のひとつとして面白い本です。
私の周辺ではとても評判がよいですが、ネットなどでは賛否両論がまわってきています。
それがまた面白いのですが。

私も読んではいますが、そう面白かったわけではありません。
というよりも、そんなにていねいに教えてもらわなくても、大筋はわかっていることですし、現役時代に告発せずに、いまさら言ってもね、という気がして、あまり好意的には読めなかったのです。
もちろん現役時代にも、孫崎さんは内部では異を唱える存在だったでしょう。
本書にも、たとえば、小泉政権のイラク参戦時には反対をしたことが書かれています。
しかし、それで悪魔に手を貸した一員だったことが許されるわけではありません。
時世が変わり、自らの立場が変わると、大きな声でものを言い出す人は、私はどうも信頼ができません。
本書の価値は評価しながらも、何となくすっきりしないので、これまで本書を誰かに勧めたことはありません。

まあそうは言っても、この本は多くの人たちに読んでほしいとは思います。
特に最後のあたりに書いてある次の文章は、読ませたい人がたくさんいます。
私が友愛政治こそあるべき政治だというとバカにする人が多いですが、これくらいのことは知っていてほしいです。

鳩山首相が「最低でも県外移転」といったことに対して、政府内のだれも鳩山首相のために動こうとしませんでした。首相が選挙前に行なった公約を実現しようとしているのに、外務省も防衛省も官邸も、だれも動こうとしなかったのです。異常な事態が起こっていました。日本の政府が首相ではなく、米国の意向にそって動くという状態が定着していたのです。

鳩山さんの「県外移転」の決意を指示されながら、岡田外相(当時)はまったく動かず、むしろ「県外移転は難しい」と公言さえしました。
この卑劣な裏切行為は、私には許しがたいのです。
反対だったのであれば、外相を受けるべきではないでしょう。
彼もまた「トロイの木馬」だったのです。

第二自民党になってしまった民主党政権の支持率はまた大きく低下してしまいました。
憂鬱で仕方がありません。

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