■節子への挽歌1907:富有柿
節子
岐阜の佐々木さんから富有柿がどっさり届きました。
「節子さんがやはり富有柿が美味しい」と話していたことを思い出しますと書いてきてくれました。
節子は富有柿が好きでした。
早速、節子に供えました。
私は、むしろ渋抜きをしたやわらかな富士柿が大好きです。
しかし、節子は渋みがどうしても残るといって、富士柿よりも富有柿だと言っていました。
ちょうど、昨日、娘がお店で富士柿を見つけて買ってきてくれましたので、節子の位牌の前にはいま2つの柿が供えられています。
さて節子はどちらが好みでしょうか。
彼岸に行っても、やはり富有柿ですか。
佐々木さんが可愛がっていた愛犬ミホは干し柿が好きだったそうです。
ミホも柿が大好きでした。一番好きなのは干し柿だったので、渋柿を20個ばかり求め、皮を剥き糸で縛って軒に吊して干柿作りに挑戦しています。佐々木さんの愛犬ぶりが目に浮かびますが、さて私は佐々木さんほどに節子に何かしているだろうかと思わないわけにはいきません。
節子へのお供えはいつもかなり安直で、自分で丹精込めてつくったものはありません。
まあ節子もあまり私には期待していないかもしれませんが、少しは佐々木さんを見習わなくてはいけません。
挽歌もいいけれど、たまにはきちんと供え物もしてほしいと思っているかもしれません。
そう思って考えると、何をすればいいか、なかなか思いつきません。
困ったものです。
さて少し考えて見ましょう。
| 固定リンク
「妻への挽歌10」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2000:2000回を迎えました(2013.03.01)
- ■節子への挽歌1999:節子の手作り雛人形(2013.02.28)
- ■節子への挽歌1998:ルクソール(2013.02.27)
- ■節子への挽歌1997:記憶の共同体(2013.02.27)
コメント