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2012/11/14

■自公民大連合体制への懸念

つづけてもうひとつ。
国会は年内解散の方向に動き出しましたが、どうやらその背景には、自公民大連合体制が感じられます。
野田政権は、質の悪い自民党のようなものですから、それはひとつの帰結でしょう。
前にも書きましたが、野田首相は隠れ自民党のトロイの馬でしょうから。
しかし、そうした場合の対抗馬が石原新党や橋本維新の会ではいかにも救いがたい構図です。
なんだか80年前のドイツや日本を思い出します。

それにしても、離党しそうで離党しない民主党の党員にはイライラします。
「戦い方」を知らないかとも思いますが、たぶん「戦い方」を知らないのではなく、お金の呪縛のせいなのかもしれません。
ともかくお金がすべてをおかしくしています。
政党交付金などなくすべきでしょうし、国会議員の処遇は名誉職的にすべきです。
お金よりやりがいこそが、モティベーションになるようにしないと、お金の亡者だけが集まります。
そもそも新幹線でグリーン車にのっていたら社会は見えてこないでしょう。
私は30年以上前に朝日新聞に投稿したことがありますが、すべてのグリーン車はシルバー車に変えるべきだと思っています。
シルバーシートの思想ですが、料金はもちろん安くします。
私が利用する常磐線にもグリーン車はありますが、そこに若者が乗っていると、私は蹴飛ばしたくなります。
グリーン車の前後は逆に混んでしまい、高齢者は大変です。

二大政党制度は、右肩上がりの成長の時代にはよかったでしょうが、もはや時代遅れの制度だということも、これまで書いてきましたが、かといって、現在のようにわけのわからない小政党が乱立してしまうと、投票が難しくなります。
どのテレビを選ぼうかと迷うような状況ですが、テレビの時には家電販売店できちんと説明してもらえました。
選挙ではさすがにそれは難しいです。
それに約束事も守られないし、政党も移ってしまうし、もう手に負えません。
記名式投票にして、当選後の言動で支持を解除できるような制度だといいのですが。

しかし解散してほしいですが、今度の投票は難しそうです。
論点をしっかりと見据えておきたいと思います。

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