■節子への挽歌1899:マレイシアもエジプトも行けませんでしたね
節子
相変わらずいろんな人から連絡がありますが、今日はうれしい人からメールが来ました。
マレイシアのチョンさんからです。
今月末に日本に来るそうです。
元気そうでした。
節子と一緒に、いろんなことをやってきましたが、その頃、出会った人からの連絡はことさらうれしいものがあります。
もし節子が元気だったら、マレイシアにもインドネシアにも行けたのに、それが少しだけ残念です。
節子はいつもチョンさんの博識ぶりに驚いていました。
もう結婚したでしょうか。
エジプトの中野さんからも手紙が来ました。
エジプト観光も復活の兆しが出てきているようです。
節子が元気だったら、間違いなくエジプトにも行けたでしょう。
これも実に残念でなりません。
不思議なもので、節子がいた頃は、テレビで観光地の番組を見ると無性に行きたくなることが少なくありませんでした。
しかし、いまはどんな素晴らしい観光地を見ても、行きたい気分がまったく起きません。
いかなくてもテレビでいいじゃないかと思ってしまったりするのです。
この違いはいったい何なのでしょうか。
節子がいた頃、なんであんなに遺跡に行きたかったのだろうかと、それがむしろ不思議です。
一昨年、パスポートを取得しましたが、もう使わないような気がしてきています。
まあ残す旅行は彼岸への旅だけでしょうか。
それも一人ではあんまり気乗りがしませんが。
節子との旅は、いつもとても楽しかったです。
旅先でもよく喧嘩はしましたが。
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