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2012/11/14

■「ホモマキナ」(機械人間)への進化の時代

私たちはいま、「凶暴化することもあるマシンにかこまれて暮らしている」とアメリカの技術評論家のジェームズ・チャイルズは著書「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」で書いています。
そして、人類は、「ホモサピエンス」(知恵のある人)から「ホモマキナ」(機械人間)へと「進化」に向かっているといいます。
そうした新世界においては、いまや平凡なミスが莫大な被害を招きかねないことを認める必要があるし、その結果として、より高度の警戒が求められるとも書いています。

昨年の福島原発事故は、マシン事故による惨事のひとつです。
チャイルズは書いています。

たったひとつの災難、たったひとつの原因だけでは、なかなか大惨事にはいたらない。大惨事は、貧弱なメンテナンス、意思疎通の悪さ、手抜きといった要因が組みあわされることによって発生する。そうしたゆがみは徐々に形成されていく。
そして、こうした状況、あるいは現象を、チャイルズは「システム亀裂(クラック)」と呼んでいます。
最近の政治状況を見ていて(経済状況もそうですが)、社会そのものがいま、ひび割れてきていると感じていました。
今日の国会の党首討論を見ていて、ますますその思いを強くしました。
「ホモマキナ」(機械人間)の時代がやってきたのかもしれません。

政治の停滞は「惨事」とはいえないかもしれませんが、私には「形の見えない惨事」に感じます。
チャイルズの言葉をもう一度引用します。
「大惨事は、貧弱なメンテナンス、意思疎通の悪さ、手抜きといった要因が組みあわされることによって発生する。そうしたゆがみは徐々に形成されていく」
まさに最近の日本の政治体制に当てはまる気がします。
進化途中の現象なのでしょうか。

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