« ■節子への挽歌1941:マジックワード | トップページ | ■節子への挽歌1942:悲嘆の癒し »

2012/12/25

■原発よりも景気という風潮

今年の売れ筋のクリスマスケーキは、昨年よりも一回り大きなケーキだったそうです。
また来年のおせち料理セットも、今年のものよりもまた、一段と豪華になっているようです。
日本はますます贅沢な方向に動いているとしか思えませんが、その一方で、みんな「景気がよくなってほしい」といいます。
テレビで、ある有名人が、「景気がよくなるとは要するに給料が増えることだ」と繰り返し強調していましたが、みんなどこまで贅沢をしたいのでしょうか。

私は月額15万円強の年金で、豊かに暮らしています。
友人は、15万円ではやっていけないだろうといいますが、そんなことはありません。
冠婚葬祭などを別にすれば、十分やっていけます。
クリスマスケーキも娘の手づくりでしたが、美味しいケーキでしたし、おせちも娘たちがそれなりに用意してくれます。
会社を経営していますが、この10年ほど、会社から給与も報酬をもらったことはありません。
時に仕事をしてお金をもらうことはありますが、会社のオフィスを維持し活動を持続するために、すべてはつぎ込みます。
もちろんそれでも足りませんが、足りない部分は、不思議なことに友人知人がなにかと寄付してくれたりしています。
私はふだんは財布もお金もあまり持っていませんが、基本的にお金を使うことはありませんから、不便はしません。
時に、同情した友人が高い料理をご馳走してくれますが、高いからと言っておいしいものとは限らないなと思うだけです。
娘が、穴のあいた靴下ははかないようにというので仕方なく捨てますが、穴があいたからといって特に気にはなりません。
そんなふうに、実に質素に、そして日本の経済成長には寄与しない生き方をしていますが、貧しいと思ったことはありません。

そういう生活をしている立場から言えば、昨今の経済はもう十分に過剰消費です。
むしろ無駄が多すぎます。
仕事がないとみんな言いますが、私には山のように仕事があります。
もちろんお金をもらえるわけではありませんが、自らの人生は豊かになりますから、十分、報われています。
みんなが求めているのは、仕事ではなくて、お金なんだろうと私は思います。
今の人たちが、安全や生活よりも、お金を大事にしているのが、私には全く理解できません。
お金があっても、原発と共存するような生き方は、私には理解できないのですが、みんながそれがいいというのであれば仕方ありません。
わが家の庭の放射線汚染度はかなり高いですが、誰にも文句は言えません。
お金が好きな人たちの社会の、私も一員なのですから。

原発よりも景気という現在の風潮が理解できませんが、言い換えれば、景気よりも原発という私の考えは、多くに人には理解されないのでしょうね。
困ったものです。

|

« ■節子への挽歌1941:マジックワード | トップページ | ■節子への挽歌1942:悲嘆の癒し »

社会時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/56393658

この記事へのトラックバック一覧です: ■原発よりも景気という風潮:

« ■節子への挽歌1941:マジックワード | トップページ | ■節子への挽歌1942:悲嘆の癒し »