« ■どうもすっきりしません | トップページ | ■節子への挽歌1944:聖地を歩くこと »

2012/12/27

■節子への挽歌1943:繕いのあるセーター

節子
娘たちが節子のクローゼットの整理をしてくれました。
私が、これまでしないように頼んでいたのだそうです。
きちんと言葉で言ったつもりはないのですが、なんとなく娘たちはそう感じていたようです。
今日、ある事がきっかけで、娘たちに整理を頼んだら、そういわれました。

いろんなものが出てきました。
一度も着たことのない服もあったようです。
バッグもたくさん出てきました。
ブランド物はひとつもないので、商品価値はありませんが、友人からもらった手づくりのバッグや節子が作ったバッグもありました。
衣服の中に一つ、私にも見覚えのあるセーターがありました。
レトロ好きのジュンが、いかにも昭和の感じがするといって、自分で着ようかと思い、良く調べたら、いくつか虫食いがあり、それを繕っているのに気がついたというのです。
それこそ昭和レトロだよと勧めましたが、ジュンはちょっとまだ躊躇しています。

このセーターは、私たちが結婚したてのころ、節子が来ていた記憶があります。
節子のファッションセンスは、私には少し問題ありという感じでしたが、このセーターはシンプルなので私好みでした。
それにしても、節子は物持ちがよかったというか、捨てる文化がなかったのか、洋服もバッグもたくさんありました。
困ったものです。
衣服の多くは廃棄し、一部はキロ単位で引き取ってくれる古着屋さんに持っていくそうです。

寝室には、まだ節子のベッドがありますし、節子の鏡台や手紙好きの節子の状差しは、まだそのままなので、部屋の雰囲気はあまり変わってはいませんが、こうして少しずつ節子の残したものが消えていきます。
そして、まもなく、同じように私の残した物もなくなっていくのでしょう。
しかし、夫婦と親子は違います。
私の物は、できるだけ残さないように、生前処分に取りかからなければいけません。
来年は、それが私の最大の課題です。

さて今日はまた昨日よりも寒いです。

|

« ■どうもすっきりしません | トップページ | ■節子への挽歌1944:聖地を歩くこと »

妻への挽歌10」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌1943:繕いのあるセーター:

« ■どうもすっきりしません | トップページ | ■節子への挽歌1944:聖地を歩くこと »