■節子への挽歌1926:ユカの入院
節子
ユカが入院しました。
肺炎をこじらせてしまいました。
ユカは節子の悪いところを引き継いでしまい、呼吸器系が弱いのです。
その上、中途半端に頑張ってしまい、最後はダウンしてしまうパターンが多いのです。
困ったものですが、血筋は仕方がありません。
昨日は熊谷に行っていたのですが、夕方、ジュンから電話があり、入院することになったよと連絡があったので、急いで帰宅しました。
まあ私がいても何の役にも立ちませんが、こういう時には母親と父親の違いを思い知らされます。
幸いにジュンが近くに住んでいるので、私自身の生活にはあまり支障はないのですが、みんなに迷惑をかけることになります。
考えてみると、私がわが家で一人で過ごすのはもしかしたら初めてかもしれません。
前にもあったような気もしますが、思い出せません。
一人だと、何もやる気が起きません。
夕食はジュンが用意してくれ、一緒に食べましたが、お風呂は面倒なのでやめてしまいました。
一人だとじっくり本でも読めるはずですが、そんな気は起きません。
テレビも一人では観る気も起きないものです。
改めて娘たちの存在に感謝しています。
節子がいなくなってから、しばらくは病院とは縁がなかったのですが、最近どうも縁が戻ってきてしまいました。
入院病棟に行くとやはり、少し辛いものがあります。
今夜はまたひどく寒い夜になりそうです。
部屋にはエアコンがないので、この挽歌も震えながら書きました。
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