■どうもすっきりしません
どうもすっきりしません。
久しぶりにテレビの報道番組を見たら、安倍政権の原発政策や経済政策に批判的なコメンテーターやキャスターが多いようです。
従来型の公共投資重視の景気対策や原発推進への批判です。
すっきりしないのは、あなたたちがそれを支援したのでしょうという気がするからです。
どうせ言うなら選挙前からきちんと報道しておいてほしかったものです。
みんな詐欺師に見えてなりません。
いまや日本は詐欺大国ではないかと思ってしまいます。
私はホームページで、小泉政権時代にそれを予言していましたが、これほど社会を覆ってしまうとは思ってもいませんでした。
今回の選挙では日本の国民は増税と原発を選んだのですが、そういう状況を生み出したのは、私にはマスコミが大きく寄与したのだろうと思います。
それを非難はしませんが、選挙前と後で、報道姿勢を変えてほしくはありません。
キャスターもコメンテーターも、そもそも「中立的」などということはありえません。
体制になびいたり、権力を批判したりするだけが、その役割ではありません。
しっかりとした見識を持って、情報を選択し、評価すべきです。
いまになって「危機感」を唱えるのではなく、唱えるのであれば、選挙前にしっかりと主張するべきです。
目の前の雇用の危機をちらつかせながら、原発支持に持っていく、これまでのやり方と同じように、景気浮揚が大事だと思わせたのは、どこの誰でしょうか。
それにのった雇用者たちは惨めではありますが、それしか生きる術を学んでこなかったのだから仕方ありません。
しかし、生活に必要なのは景気ではなく、安全です。
どこで日本の国民は、命よりもお金が大切だと飼いならされてしまったのでしょうか。
そして電力の消費者になってしまったわけです。
空気や水よりも、電力とお金が大事になってしまった。
もうひとつすっきりしないのは、未来の党の分党への批判です。
小沢さんと嘉田さんは、選挙目当てで未来の党を結党したことがこれでわかったと、たとえば先ほど医師の鎌田實さんはテレビで語っていました。
鎌田實さんの発言を聴いていて、がっかりしてしまい、テレビを切りました。
ブルータス、おまえもか、です。
それのどこが悪いのか、選挙に勝つために大きな政策で共同戦線を組み、それで失敗したら組み替えるのは、何の問題もないと私には思えます。
それよりも、選挙に大勝した後、原発政策やTPP政策を変えたり、マニフェストを放棄したりするほうが、私には問題です。
鎌田さんは、そんなに原発が大事なのでしょうか。がっかりしました。
原発社会を変えようと、みんな頑張っていたのに、あるいは、いるのに、鎌田さんは原発推進を望んでいるのかとがっかりしました。
人はちょっとした言動に本音が現れます。これまでの信頼が崩れました。
私の判断基準が間違っているのでしょうか。
まあ、その可能性は大いにありますが。
しかし、最近は何もかもすっきりしません。
このブログの読者からも、悪口を浴びせられていますが、そんなことはどうでもいいのですが、事実がしっかりと報道されない日本の社会は実に居心地が悪いです。
30年以上前に予感していた「非情報化社会」になってしまいました。
ようやくテレビのニュースを見る気になったのですが、またしばらくはやめることにしました。
胃腸炎が再発すると良くありませんし。
しかし、これからのテレビは、ニュース以上に私には腹立たしい番組が続きそうです。
困ったものです。
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