■節子への挽歌1955:とても良い天気です
節子
また挽歌がたまってしまいました。
たまっているのは挽歌だけではなく、さまざまなものがたまっています。
どうも生活のリズムが戻ってきません。
決して時間がないわけではありませんし、気持ちがないわけでもありません。
しかし「やろう」という気が起きてこないのです。
精神的に病んでいるのかもしれません。
あるいは、そういう時期なのかもしれません。
いま世間は三連休です。
私には無縁のことですが、三連休のおかげで、昨日から何もせずに在宅できています。
いまも日差しの入ってくるリビングルームのテーブルの上に、古いデスクトップのパソコンを置いて、この挽歌を書き出しました。
来客が来たら大変ですが、この三連休はたぶん世間から遮断されて生活できるでしょう。
目の前に娘が正月用にと活けてくれた松入りの花があります。
大きなゆりがたくさん咲いています。
見ていると、どことなく節子が活けた花と感じが似ています。
もう10日以上たちますが、元気です。
いまは私一人ですが、とても静かで、この静かさには心休まります。
雲一つない快晴で、強い日差しを見ていると元気が出てきそうな気もします。
しかし、元気の隣にはさびしさや悲しさがあることを、この頃、強く実感していますので、その日差しの中に出て行く気にはなりません。
今日は少したまっている挽歌を書くことにしようと思います。
節子がいたら、まさに外出日なのですが。
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