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2013/01/15

■節子への挽歌1961:とてもあったかな寒さ

節子
寒い日が続いています。
節子のあたたかさがほしいと思いますが、望みうべきもありません。
節子がいないと、心の奥まで冷え込んできます。
どうしてこんなに寒いのかと思うほどです。
節子がいた頃は、寒い冬も、寒いが故に好きでした。
しかしいまはただただ冬は寒いだけです。

節子と同棲しはじめたのは、いつだったでしょうか。
12月だったような気がします。
私は過去への関心があまりないので、記憶があまり残っていないのですが、最初に同棲を始めた狭い借家の部屋は、ともかく寒かったことを記憶しています。
突然の同棲でしたので、家具などもありませんでした。
コタツはあったでしょうか。
私にはあまり記憶がありませんが、その寒さが私たちの幸せでもありました。
節子がいたら覚えているでしょうが、私はそういう記憶がとんでもなく欠落してしまうタイプなのです。
しかし、どんなに寒くても節子がいれば、寒さもまたあたたかさになったのです。

当時は、何もない同棲生活だったのですが、お互いの笑顔や笑い声や、ちょっとお茶目ないたずらや思いやりなど、喜怒哀楽にあふれた、とてもあったかな毎日でした。
とてもあったかな寒さ。
そんな「あったかな寒さ」に、もう包まれることはないのが、少しさびしいです。

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