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2013/02/10

■節子への挽歌1984:天王台の緬倶楽部

節子
天王台の緬倶楽部というラーメン屋さんに娘たちと一緒に行きました。
ユカが、ネットで美味しいラーメン屋さんを見つけたというので、みんなで出かけたのです。
7時過ぎに着いたのですが、今日はお客様が多かったようで、私たちが最後の客になりました。
もうスープがなくなったのだそうです。
私たちが入った直後に、本日閉店のカードがドアにぶら下げられました。
カウンター式のカフェのようなお店で、かかっている音楽もジャズなのです。
おだやかそうなご夫婦でやっている、とても清潔感のあるお店です。

メニューは5種類の緬だけです。
店主にお勧めを訊ねたら、どれもお勧めですといわれました。
まあそうでしょう。
しかし、それにつづけて、塩ラーメンと光緬が美味しいですよ、といわれました。
光緬は、3人で一つでいいでしょうとも言われました。
いずれも一番安いメニューで、400円と300円です。
お勧めにしたがって、私は塩ラーメン、そして3人で光緬をひとつ頼みました。

緬もお店の一角に製麺機がありました。
毎朝、それで製麺しているそうです。
腰のある、味のある細緬です。
スープは海産物の香りがしましたが、さっぱりしているくせに豊かな味がしました。
美味しさのあまり、私には滅多にないことですが、スープも完全に飲み干しました。
とても美味しく、味にはうるさい娘たちも大満足でした。

ご主人は私よりも若いですが、お店を開いて9年目だそうです。
聞きそびれてしまいましたが、もしかしたら勤務先を早期退職しての開店かなという気がしました。
なにやらラーメン屋さんらしからぬ雰囲気が感じられたからです。
8時には閉店で、夫婦2人で、ゆっくりと楽しんでいるような感じでした。
節子がいたら、きっとうらやましがったことでしょう。
とても感じの良いご夫婦でした。

天王台には節子が好きだった泰山という中華料理店がありました。
このお店もとても人気でしたが、もっと賑やかな柏に、昨年、転居してしまいました。
しかし、節子は、そのお店よりも今日の緬倶楽部が気にいったでしょう。
なによりも夫婦2人でやっているのがいいし、節子好みの、清潔感のあるお店なのです。

自分たちのお店を持って、お客様に毎日喜んでもらえる料理を出す。
こんな幸せなことはないでしょう。
節子とは、こんな生活をしたかったと思いました。
なかよく一緒に仕事をしている夫婦を見ると、とてもうれしいです。
私たちには、もういくら望んでも出来ないことですので。

3人で料金は1800円でした。
あのご夫婦は、きっとお客様の笑顔を最大の喜びにしているのでしょう。
そういう生き方を、節子としたかったです。
月1回のオープンサロンを、毎日開催の喫茶店へともっていけなかったのが、とても残念です。

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