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2013/02/23

■節子への挽歌1992:最大の支え

節子
最近、週に2回ほど近くの整体院に通っています。
特にどこが悪いというわけではないのですが、何気なく立ち寄ったのが縁で、よく通うようになったのです。
その院長は、まだ20代ですが、とてもがんばっています。
毎日、6時間弱の睡眠時間で、ともかく今は限界まで頑張っているのだそうです。
始発に家を出て、終電で帰る毎日だそうです。
なぜそんなに頑張れるのか。
いつか夫婦で独立すると言う目標があるからです。
奥さんも同じ整体師のようです。
目標を持って、夫婦で頑張る。
私には理想的な生き方です。
もう自分ではできない生き方ですが。
だから応援したいと思います。

一昨日、レネ・ダイグナンさんというアイルランドの人に会いました。
41歳ですから、もう若者とはいえないかもしれませんが、私から見れば、若者です。
彼はあるきっかけで、日本の自殺者の多さを知りました。
そこから20代の若い友人と2人で、仕事の合間を使って、3年かけて記録映画を制作しました。
「自殺者1万人を救う戦い」という作品です。
私も見せてもらいました。
そして、3月に開催予定の集まりにレネさんに来てもらうことにしました。
その打ち合わせもあって、お会いしたのですが、彼の思いに共感して、2時間も話し込んでしまいました。
3年間はかなりハードだったようで、「妻はまた映画を作るなら離婚すると言っています。そう言ったとき笑っていなかったので、きっと冗談ではないんでしょう」とあるインタビューに答えています。
100人近い関係者のインタビューをした作品を2人で制作したのですから、まあ当然でしょう。
いまレネさんのところには、講演の依頼や上映の話がたくさん来ています。
しかし彼の一番の関心は、この映画を効果的に生かしながら、日本の現状を変えていくということです。
その誠実さと真摯さにとても感動しました。
奥さんの言葉は言葉として、レネさんが3年間がんばれたのは、奥さんの支えがあればこそのことだったと確信します。
夫婦の支えあうスタイルは、それぞれに違います。

私が、25年間勤めた会社を辞めて、全く違う生き方をはじめた時に、節子は何も言わずに全面的にただただ応援してくれました。
私が、たぶん普通の人たちとは全くといっていいほど違う人生に移れたのは、節子のおかげです。
2人の若者と話していて、25年前のことを思い出してしまいました。
最大の支えとは、相手を全面的に信頼することかもしれません。

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