■節子への挽歌2059:もう一人の佐藤修さん
節子
東尋坊の茂さんから、よもぎ餅が届きました。
仲間でついたのだそうです。
私にまで送ってもらえるとはうれしい話です。
ところが、それに関連して、いかにも茂さんらしいことが起こったのです。
今朝、メールが届きました。
昨日、シェルターの住人と共に、よもぎ摘みをして、よもぎ餅をつくりました。外出先で、このメールを受けたのですが、帰宅後、先方の佐藤修さんに電話してお伺いいたしました。
佐藤さんの住所録が手元になかったため、NTT案内で「我孫子市の佐藤修」さんの住所をお聞きして発送してしまいました。
ところが、只今間違って送られてきたと「我孫子の別の佐藤修さん」から電話連絡が入りました。
お手数なことを言いますが、取りに行ってくれませんか?
自宅から車で30分近くかかるところでした。
不案内のところでしたが、最近はカーナビがあるので、すぐにわかりました。
表札に「佐藤修」とあります。
何かとても奇妙な感じです。
チャイムを押すと、しばらくして、玄関までお2人で出てきてくれました。
お2人とも笑顔いっぱいの、とても柔和なお年寄りでした。
私よりもかなり高齢な老夫婦でした。
とても閑静なところで、いつもはきっとお穏やかなお2人だけの暮らしを楽しんでいるのでしょう。
もしかしたら、今日はちょっとした事件だったのかもしれません。
節子がもしいたら、そこで荷物を開いて、よもぎ餅をおすそ分けし、あるいは上がりこんでお茶でもご馳走になったかもしれません。
まあ、そんなことも受けてくれそうな、気持ちの良さそうな老夫婦でした。
節子は、そういうことが何となく自然にできる人でした。
ほんとは、私もそういうのが好きなのですが、なかなか私だけではできません。
お2人と少しお話をさせてもらうのがせいぜいでした。
久しぶりに「佐藤修」さんにお会いしました。
以前は2年に1人くらい、同姓同名の佐藤修さんに出会っていました。
そういえば、20年ほど前には、佐藤修さんと食事をしたこともありました。
とても不思議な感じでした。
ちなみに、奥様の名前は、慶子さんで、節子ではありませんでした。
帰宅して、よもぎ餅を節子に供えました。
節子は、よもぎ餅が好きでした。
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