■節子への挽歌2064:花畑作りに着手
節子
重い腰を上げて、わが家の家庭菜園の手入れに行きました。
一人ではどうしても行く気が起きずに、娘たちにも応援を頼みました。
このままだと、また昨年のように、草と笹が全面を覆ってしまい、野菜どころか花畑にもなりません。
しかし、土の仕事は、この歳になるとこたえます。
娘たちの応援を得て、ようやく一部の草を刈り取り、耕し、花のタネを蒔きました。
芽が出てくるといいのですが。
この調子で、少しずつ花畑にしていけば、夏にはきっときれいな花畑になるでしょう。
しかし、節子がいないことを考えれば、「この調子」が続く保証はありません。
いささかの心配はありますが。
農作業の手ほどきは、
節子から受けました。
節子はうまかったわけではありませんが、好きだったのです。
転居前も、わが家の隣の宅地が売れずに空いていたため、そこを借りて、野菜を作って、近くの子どもたちと芋ほりをしたり、カレーパーティをやったりした記憶があります。
転居後の畑も宅地なので、ひどい土壌でした。
それをやっと農作物が作れる土づくりに成功し、そろそろ近所の子どもたちと芋ほりしながらのパーティだと楽しみにしていたところで、節子は病気になってしまいました。
節子がいたら、この近隣の付き合い方も、もう少し変わったかもしれません。
今も近隣関係はとてもいいのですが、もっと深まったはずです。
それが出来なかったのが、とても残念です。
今年の夏からは、節子の位牌壇に、わが家の花畑の花を供えられるかもしれません。
そうできるように、がんばりたいと思います。
節子がいたら、楽しい作業になるのですが、一人だと、がんばらないと続きません。
困ったものです。
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