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2013/05/02

■自民党憲法改正草案による亡国への道:その1

先月のオープンサロンで、自民党による日本国憲法改正草案が話題になりました。
参加者の一人、武田文彦さん(慶応大学大学院講師)が、ちょうど、その逐条批判を書き上げたところで、その原稿を持ってきてくれたからです。
その批判文は、まだ了解を得ていないので、私のサイトには掲載できませんが、掲載したところで、長文なのでなかなか読んでもらえないでしょう。
400字詰め原稿用紙で300枚以上です。
私もまだ読んでいません。

私にとっては、安倍政権のもとでの自民党改正案は、まともな批判の対象にさえならない亡国の書だと思っていますので、このブログでも採りあげるつもりはありませんでしたが、なにやら現実味を帯びてきたので、少しは書いてみる気になりました。
論点はいくつもありますので、何回かに分けて書こうと思います。

96条の改正が、どうも目先の問題になっているようです。
これは、要するに、政権にとって憲法改正をしやすくしよう、つまり「私物化」しようということです。
安倍政権は「日本を取り戻そう」と呼びかけて選挙に大勝しました。
私の娘は、選挙のころ、主語は誰なのか、と言っていました。
友人からは、主語は安倍さんだよ、と言われたそうです。
なるほど、国民から安倍さんが日本を奪ったというわけです。
そう考えると、憲法の私物化は、その当然の帰結です。

もっとわかりやすく言えば、泥棒に家の鍵を渡すようなものですが、もし仮に、二大政党制度が定着すれば、国政の軸としての、憲法の意味はなくなります。
時の政権政党が勝手に変えられるようになるからです。
国民投票が歯止めとしてあるという意見もありますが、泥棒に鍵を渡すような国民の投票など無意味です。
選挙制度は、うまく仕組めば、いかようにも結果を出せるのかもしれません。
原発再稼働支持の前回の選挙結果を見て、つくづくそう思いました。
国民投票に甘い期待はかけられなくなってしまいました。

主権が認められない時期に、押し付けられた憲法ではないか、という人もいます。
たしかにそうかもしれませんが、その憲法を多くの国民は、歓迎し、その憲法のもとに新しい日本を創りあげてきたことを忘れてはいけません。
もし主権者に支えられた憲法を創りなおすのであれば、国民投票は、すべての国民の過半数の賛成がなければ改正できなとしたほうが、理にかなっています。
いずれにしろ、憲法は、そんなに簡単に変えられるようになっては、そもそも憲法の意味がありません。

とまあ、いささか月並みの退屈なことを書いてしまいましたが、まあ96条の改正は実現はしないでしょう。
そう思います。それほどまだ、日本は壊れてはいないでしょう。
むしろこれを契機に、憲法を多くの人がきちんと読み直し、その意味を考えてほしいです。
サロンに参加した武田さんのこんな本があります。
「赤ペンをもって憲法を読もう」(かんき出版)
よかったらお読みください。
もし読みたいという方がいたら、先着2名様に贈呈しますので、私にご連絡ください。

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