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2013/05/27

■チェルノブイリとフクシマ

福島原発事故について、国連科学委員会が報告書案をまとめたと今朝の新聞に出ていました。
朝日新聞によれば、「集団でみた日本国民の総被曝(ひばく)線量(集団線量)は、甲状腺がチェルノブイリ原発事故の約30分の1、全身は約10分の1と推計した」とあります。
健康影響は「(6千人の甲状腺がんが出た)チェルノブイリとは異なる」とも書いてありました。

チェルノブイリとフクシマの事故は、どちらが大きいのか、私にはよくわかりませんが、事故後の安全対策や政府による管理は、チェルノブイリよりもフクシマのほうがしっかりしているような気がしていました。
ソ連やロシアの原発管理への不信感が、頭のどこかに強くあります。
ところが、最近、宗像良保さんが自費出版した「フクシマが見たチェルノブイリ26年目の真実」を読んで唖然としました。
以下のようなことが書かれていたのです。

ウクライナ法では、移住義務ゾーンが毎時0.57マイクロシーベルト。移住権利ゾーン(自主避難地域で、これも政府が避難先の住居を提供)が毎時0.11マイクロシーベルト。
2013年1月1日の郡山市は毎時0.55マイクロシーベルト、福島市は毎時0.63マイクロシーベルトでした。ウクライナ法を適用すれば福島市は強制避難地域、郡山市は自主避難地域です。そこにいまだに多くの市民が暮らしているのです。
ウクライナのほうが、日本よりも、安全基準が厳しく、しかも政府の対応もしっかりとしているのです。
先入観でしかチェルノブイリを考えていなかった自分を反省しました。

この本は、2012年9月に宗像さんが仲間たちと一緒に、26年前に原発事故を起こしたチェルノブイリに行って、現地を見て、現地の人たちから聞いてきたことをまとめたものです。
宗像さんは、こう書いています。

いくつもの衝撃的な事実を目の当たりにしました。ファインダーを通して切り取った写真には、悲しい真実が見えます。
原発事故から26年がたつ現在でも、チェルノブイリの特別区域は「ゾーン」と呼ばれ、有刺鉄線のフェンスで区切られ、立ち入り禁止となっています。加えて原発から北東350kmには約100カ所のホットスポットが点在、この高濃度汚染地域では農業や畜産業が禁止されています。
写真からたくさんのメッセージが聞えてきます。
私だけでなく、多くの人に、そのメッセージを伝えたいと思いました。

500円で、宗像さんが自分で販売しています。
私も数冊入手しました。
関心を持った方は、ご連絡ください。

今日はちょっとばたばたしているので、落ち着いたらまた入手方法などを書き込みます。

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