■節子への挽歌2086:陶器市
節子
娘たちと柏の葉公園の陶器市に行きました。
節子がいる時には付き合わなかったのに、なぜ今回、付き合ったのかわかりませんが、なんとなくついていってしまいました。
柏の葉公園は、節子が手術をし、良く通い続けた、国立がんセンター東病院のすぐ近くです。
節子と一緒に行ったこともありますが、まだ整備途中で、さびれた感じでしたが、今はしっかりと整備され、しかもいろんなイベントも行われ、賑わっていました。
陶器市の後、節子と行ったこともあるバラ園にも立ち寄りましたが、今回はとても見事にさまざまなバラが咲いていました。
節子は、陶器が好きでした。
陶器屋さんにも何回か付き合わされたこともあります。
元気だったら、長崎の三川内にもいつか行きたかったのですが、結局、行かずじまいになってしまいました。
柏の葉公園の陶器市もたくさんのお店が並んでいました。
明らかに、節子が好きだろうなと思う陶器もありました。
私が集めていたフクロウの置物もありました。
節子と一緒だったら、間違いなく私も買ったでしょう。
しかし、なぜか節子がいなくなってからは、そうしたものを買う気が全くと言っていいほど萎えてしまいました。
娘たちは、それぞれに何かを買っていましたが、私は何一つ買いませんでした。
帰りに、節子がよく通っていた岩田園というお花屋さんに寄りました。
娘たちが、わが家の庭の花を買うためです。
この岩田園には、節子とよく来ました。
いまも、年に何回か、節子宛に案内のハガキが届いています。
私は、今年の冬の寒さでだめにしてしまった、ランタナとヤマホロシを購入しました。
オフィスに胡蝶蘭がほしいところですが、まだちょっと高いのでやめました。
代わりに、節子が好きなバラを買いました。
これもちょっと節約して、カサブランカをやめて、オリエンタルリリーにしました。
カサブランカの香りには及びませんが、まあこの香りも好きです。
久しぶりに、節子と一緒に歩いたコースを娘たちとまわってきた感じです。
ゆっくりしたせいで、体調は少し良くなりましたが、どことなくまだ気力が出てきません。
困ったものです。
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