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2013/06/24

■節子への挽歌2117:8年ぶりの三浦さん

節子
一昨日、湯島でフォワードカフェを開催しました。
ちょっとつまづいたけど、前を向いて生きようとしている人たちが、気楽に心を開けるカフェサロンです。
上から目線ではなく、みんな同じ目線で話し合うサロンです。
こうしたカフェサロンをやっていると、人の目線がよくわかります。
節子と一緒に長年。サロンの場をつくってきたおかげかもしれません。

そのサロンに、節子もよく知っている三浦さんが来てくれました。
三浦さんは、かつてのオープンサロンの常連でした。
三浦さんの話によれば、お会いするのは8年ぶりだそうです。
以来の記憶は、私には全く残っていません。

8年前と言うと、私は社会との接点をほとんど切った時期です。
ですから記憶にないのですが、その後、三浦さんは持病の難病が悪化し、入院し、一度は危うかったようです。
それが奇跡的に3回にわたる大手術が成功し、いまはもうこうして湯島まで来られるようになったわけです。

三浦さんがどういう症状で、今はどうされているのかも、正直に言えば、今日、お会いするまでわからなかったのです。
お見舞いにも行かず、いまもどういう状況か訊くのも気が引けていました。
三浦さんには大変失礼なことをしてしまったわけで、ずっと気になっていたのです。
その三浦さんから、湯島のサロンに行くという連絡があった時は、少しホッとしました。

久しぶりの三浦さんは、お元気そうでした。
いろいろとお話もお聞きできました。
思っていた以上に大変だったようです。
人生観も大きく変わったと三浦さんご自身も話されました。
生命を危うくするような体験をしてから、志に生きるとか、何かを残したいというような肩に力が入った生き方ではなく、自然に生きることの大切さが良くわかったと話されました。
しかし、三浦さんの誠実さや謙虚さは、以前からのことです。

久しぶりに三浦さんにお会いできて、とても元気をもらいました。
誠実な人からは、いつも元気をもらえます。
節子にも報告しました。
別れ際に、いつも笑顔の奥さんがいましたね、と話してくれました。
三浦さんは、これからも湯島に来てくれるそうです。

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