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2013/06/01

■節子への挽歌2096:人生は、ともかくいろいろとあるものです

節子
6月になってしまいました。
梅雨入りしたのに、この2日間はとても良い天気でした。
ただ私自身は、いろいろあって、その快適さを味わうことはできませんでした。
人生は、ともかくいろいろとあるものです。
いろいろとあることを、何でも話せる人がいると、またその意味合いは変わってくるのでしょうが、今の私には、ありすぎるのは辛いものです。
時につぶされそうになります。

最近、読んだ2冊の本に同じようなことが書かれていました。
差異から価値が生まれる。
異質の混在から発展が生まれる。
いずれも、やや異端の経済学者の本です。

私の人生は、私とは全く異質の要素を持った節子と共にすることで、面白く、また価値のあるものになったと思います。
価値とは何かというと難しいですが、少なくとも金銭的なものや社会的なものではなく、ただ私には価値あるものとしかいえませんが。
しかし、それが娘たちにとっては、あまり価値があるとも面白いとも思われずに、ただ迷惑だったのかもしれないと、今日もまた思い知らされました。
節子は、どうだったのでしょうか。
節子だけは私と全く同じ思いを持っていると確信していますが、時にいささか不安になることもあります。

私と結婚していなければ、今も元気で、楽しく生きているかもしれません。
そう思う時が、私には一番辛い時です。

人生、いろいろないと退屈ですが、いろいろとありすぎると辛くもあります。

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