■節子への挽歌2122:そうだ、湯島をきれいにしよう
昨日とはうってかわった初夏のような日です。
久しぶりの青空が気持ちいいです。
私も、久しぶりに湯島に出てきました。
3.11の地震で壁から落ちて、ガラスが粉々になっていた藤田さんの版画を壁に掛け直しました。
まあ節子がいたら、もっと早く修復していたのでしょうが、ガラスをやめて透明なアクリル板にしてもらうところまではできていたのですが、どうも壁に掛ける気にならなかったのです。
ソファーの上に置きっぱなしになっていた版画を壁に掛けました。
今まで何もなかった白壁に緑が戻ってきて、やはり安堵します。
湯島のオフィスは改装し、雰囲気も変える予定でした。
節子儀出だし、手配をし始めました。
しかし、床のカーペットを替えたところで、節子はダウンしてしまいました。
その後、付け替えたクーラーは私のミスで違った場所に付けてしまい、応急処置で穴の開いた壁を厚紙で覆っていますが、それもまだそのままです。
節子なら気に入らずに、何らかの方策を講ずるでしょうが、私の場合は、「まあいいか」とそのままです。
今日は予定よりも少し早めに湯島に来ましたので、ちょっとのんびりしています。
しかし、また朝に飲むはずの降圧剤を飲まずに来てしまったせいか、なにやら頭の後ろがうっとうしいです。
先日のめまいも、高血圧が影響しているのかもしれません。
まあ、そんなこんなで、節子がいなくなってからは、自らも、また周辺の環境も、手入れ不足で荒れがちです。
困ったものですが、仕方ありません。
湯島のメダカは全滅してしまっていますが、明日は自宅から白めだかを3匹湯島に転居させようと思います。
ベランダのランタナは、冬を越しましたが、まだ花が咲きません。
なにが気に入らないのでしょうか。
たぶん私の声のかけ方が不満なのでしょう。
私も、気持ちを入れ直して、少しまた真面目に生きようかと思います。
そう思ったのは、先ほど、地下鉄の駅を降りて、外に出たら、青空が見えてからです。
青空は、人を元気にしてくれます。
節子と一緒に見たエジプトの青空や千畳敷カールの青空が、生き生きとよみがえります。
彼岸には、青空はあるのでしょうか。
みなさんも、湯島にお越しください。
節子がいたころほどではないですが、また快適な空間にするように心がけますので。
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