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2013/07/05

■参議院選挙に思うこと2:投票したい人がいないという無責任さ

最近、無党派層が増えています。
それは政治意識の成熟の現れです。
そもそもすべての問題で、ある政党を支持するということ自体、ありえません。
課題によって、別の政党の主張に共感することは当然あって然るべきことです。
それは「代議制」を考える上で、極めて重要なことですが、昨今のように、党議拘束なる発想が当然視されるような状況の中では、党員以外、つまり党議に影響を与えられる人以外は、無党派層になるのは不思議なことではないでしょう。

しかし、投票する立候補者がいないというのは、おかしな言い分です。
自分と同じ意見の人などいるはずがありません。
自分の考えに近い人を、限られた選択肢の中から選ぶことです。
代議制とは、そういうことです。
逆に、自分が大切だと思っていることに関して、同じ意見を持つ政党や立候補者がいないということも、多分ないでしょう。
きちんと立候補者の意見や党の主張を調べたのでしょうか。
たぶん調べてはいないでしょう。
単に自らやるべきことを放棄して、言い訳をしているに過ぎません。
その言い訳が大義のように通ってしまうのは、みんなで渡ればこわくないと同じく、その言い訳を利用する人が増えているからでしょう。

私の選挙区の千葉では改選数3人に対して、9人が立候補しています。
少なくとも私が許容できる立候補者は3人はいます。
しかし、その3人や3人が属する政党の考えにすべて賛成ではありません。
全く反対のものもありますが、私が絶対に正しいわけではないので、これを機会に、その私の考えを改めて考え直そうと思っています。

つまり、選挙とは自らの考えも問い質す機会なのではないかとも思います。
もちろん問い質す前に、課題の気づきや課題を学ぶことも大切です。
昨日の朝日新聞に、56歳のコラムニストが、堂々と「僕が初めて投票したのは昨年の衆議院選です」と顔写真入りで語っていたのには驚きましたが、この人は、これまで学ぶことなく、社会に寄生してきたのでしょう。
私はそういう人にだけはなりたくないので、3人の中の誰がいいかを真剣に考えたいと思っています。
投票すべき立候補者がいないのは、立候補者側の問題ではなく、投票する自分の問題なのです。

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