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2013/07/21

■生活を忘れた日本人

今日の参議院選挙の投票結果がわかりだしてきました。
その結果は、私には嘔吐したくなるほど醜いものです。
特にショックだったのは、原発事故を体験した福島県民が原発を再稼動させようとしている自民党を選んだことです。
これまでの福島県民への私のシンパシーは消えました。
やはり原発を誘致した県民でしかなかったような気がして、怒りを感じます。
あまりに衝撃的だったので、いまはかなり感情的になっていますので、明日になったら、この記事を削除したくなるかもしれません。
しかし、いまのこの感情はどこかに残しておきたいとも思います。
それは、自分への怒りでもあるからです。

今日、テレビで放映していた「小さな村の物語 イタリア」を観ました。
そこで、次のような言葉に出会いました。
誠実に生きている村人の発言です。

生きていれば退屈なことが多い。
でも、退屈なことを続けていると、大切なことも見えてくる。
この番組には、毎回、生活者の深遠な言葉が出てきます。
日本の政治家が選挙の時に語るような空疎な言葉ではありません。
実に深さを感ずる言葉です。
福島の選挙結果速報を見て、この言葉を思い出しました。
福島の県民たちは、原発に惑わされて、退屈なことを続ける暮らしを捨ててしまったのではないかと、ふと思ったのです。
だから、大切なものが見えなくなってしまった。

しかし、これは福島県民だけではないでしょう。
私自身もそうなのです。
いまの日本人は、だれもかれも同じかもしれません。
生活を忘れてしまった日本人。
イタリアの「小さな村の物語」に出てくる豊かな暮らしぶりが、少し前まで、日本にもあったはずですが、それがなくなってきている。
それを壊してきたのは、私たちの世代だと思うと、福島県民だけを呪うわけにもいきません。

今日の選挙結果をテレビで見ながら、自己嫌悪に襲われています。
これからどうなるか、憂鬱です。

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コメント

いつも自身の勉強のために拝見しております。
今回の選挙ですが、非常に残念な結果になってしまいました。
今後、与党の増長・暴走に拍車がかかりそうで私も気が滅入っています。

福島県も与党とは、意外でした。
とはいえ、福島の方たちも皆が皆、与党に投票した訳ではないと思います。
中には原発のない暮らしを望んで、野党に投票した方々もきっといる筈です。
そうした方々は、他県に住む私よりも、ずっとずっと歯がゆい気持ちで今回の選挙の結果を見ているのではないかと思います。

原発をはじめとして、生存権や社会権を保障した憲法の改正が争点となった今回の選挙ですが、与党の圧勝と投票率の低さに、私も正直落胆しました。

このような結果になってしまった以上、今回原発廃止の候補者・政党に投票した方々のためにも、佐藤様、およびこのブログを読んでいる方々で、今後の与党の行いを厳しく監視し、
社会への発信・告発を根気強く行っていくしかないようです。

投稿: 草庵 | 2013/07/21 22:56

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