■山本太郎さんの主張はしっかりと聞く価値があるように思いました
今回当選した山本太郎さんがテレビでインタビューを受けているのをいくつか見ました。
質問者側の質問が、いかにも陳腐でしたが、彼の回答には好感が持てました。
歯切れよくきっぱりと発言しています。
今日のお昼の「スクランブル」では、山本さんの発言に司会者がひやひやしているのがよくわかりました。
あきらかに画面がディレクターを意識していました。
早々に山本さんのインタビューを切り上げた後、次の話題が大阪の同級生殺害事件の詳細レポートだったのにも唖然としました。
コメンテーター役の一人、なかにしれいさんだけは、山本さんにエールを送りました。
その後の「情報ライブミヤネ屋」では、経済産業省出身の岸さんはともかく、宮根さんはやはりかなり難癖をつけている感じを受けました。
ともかく生出演といいながら、話を聞くのではなく、話を抑える感じが強かったのが不快でした。
痛快だったのは、宮根さんの質問に、山本さんが「そういう刷り込みこそが問題だ」と切り替えしたところでした。
宮根さんが、誰の代弁者かを如実に示していますが、宮根さんはそれにさえ気づいていないでしょう。
この番組は原発再稼動応援の方向でずっときていますから、仕方はありません。
日本では、やはり出る杭は打たれるようです。
山本さんはまたテレビでは声がかからなくなるでしょう。
少なくとも日本テレビには呼ばれなくなるでしょう。
私はこの2つしか見ていませんが、山本さんに思い切り話させてやる番組を期待しています。
もちろんネットでは、そうした山本さんの映像は見ることができます。
だからこそ、あれだけの風が起きたのですが、たぶん大人たちの多くは冷やかでしょう。
たかがタレント上がりと思っているかもしれません。
たしかに、山本さんの発言はソフィストケートされておらず、先入観に呪縛されている常識人たちには反発されるかもしれません。
あまりに表現が単純化されているのも、現代人の嫌うところです。
現実はそんなに簡単ではないというのは、似非知識人の常套句ですが、しかし真実はシンプルなのかもしれません。
今回の選挙結果は私には大きな失望でしたが、山本太郎さんが当選したのは、もしかしたら大きな風の予兆かもしれません。
そういえば、沖縄では、糸数さんが当選しました。
まだ未来は諦めなくてもいいかもしれません。
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