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2013/08/02

■「失言」には必ず「真実」が含まれています(2013年8月2日)

また麻生元首相の失言が問題になっています。
今回の失言は、現在の自民党トップ層の本音を鮮やかに露呈しています。
マスコミは「失言」と騒ぎますが、これは失言などではまったくなく、本音が素直に出ただけの話です。
にもかかわらず「失言」などと言う表現がとられるために、問題の本質が曖昧になってしまいます。
マスコミは、いつも事の本質には近寄りたがりません。
だから、それを読み解くのは、私たち一人ひとりの問題です。
麻生元首相は、間違って表現したのではなく、素直に正直に正しく表現したことを前提にして考えなければいけない問題です。

これは今回の発言に始まったことではありません。
これまでも繰り返し行われてきたことです。
「失言」した人の言葉が問題なのではなく、「人」が問題なのですが、多くの場合、言葉の問題として処理されてしまいます。
ですから何も変わらないわけです。
「言葉」の問題は「言葉」で解決されてしまいがちなのです。
これは「言葉の魔力」です。

以前、安冨歩さんの「正名は現代社会が最も必要としている思想である」という指摘を紹介したことがありますが、すべての出発点は「正名」にあると思います。
http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2012/06/post-f9d2.html
マスコミは、言葉を操って、結果的に、事実を改ざんし、読者を方向づけます。
「意図的」では必ずしもないでしょうが、「未必の意図」は感じられます。
言葉を使う以上、やむをえないことではありますが、だからこそマスコミは姿勢を明確にしなければいけないのと、自らの言葉で表現していかねばならないと思います。

しかし、麻生元首相の今回のナチ発言はいま日本で起こっていることを垣間見せてくれました。
失言などといって問題を矮小化せずに、大きな流れを見るための契機にできればと思います。
「失言」には、必ず「真実」が含まれています。

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