■節子への挽歌2180:問題多発の夏
節子
昨日から調子が悪かったのですが、どうも風邪をひいてしまったようです。
最近少し無理がたたっているようです。
今度の週末はたぶん休めるのですが、それまでなんとか持たせなければいけません。
それにしても、今年の夏は問題多発でした。
こんな夏は初めてです。
しかもその内容は、家族の問題も含めて多岐にわたり、いずれも私の生き方にまで及びかねない問題でした。
いずれも何とかいい方向に向かっていますが、気は許せません。
問題があるのは、人生において適度な刺激になるので、決して悪いことではありません。
しかし、休む間もなく、次々と問題が起きてくると、その刺激を楽しむ余裕がなくなります。
しかも、いまは分かち合う節子もいません。
昔からそうですが、私は困ったら誰かが助けてくれるという思いがどこかにあります。
一緒に暮らしているうちに、節子もたぶんそうした発想が身についていたと思います。
だから、節子は比較的心安らかに闘病生活を過ごせたと思います。
きっと修がなんとかしてくれる。
節子は、そう思っていました。
結果的に、私が「なんとかしてやれたかどうか」は私にはわかりませんが、節子はたぶん結果には満足しているでしょう。
誰かが助けてくれるという思いは、実は、将来の話ではありません。
「いまここ」での話なのです。
今日、風邪をひいたのも、実は救いのひとつかもしれません。
だれかが助けてくれているからこそ、いま風邪をひいたのかもしれません。
そう思うと、人生は実に生きやすくなります。
今夏の多事難題は、すべて私を助けてくれているだれかの思いやりなのでしょう。
それはわかっているのですが、それにしても少し負担が多すぎませんかと苦情を言いたいです。
今日は、けっこうハードな1日になりそうです。
風邪なのに休めません。
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