■サブシステンス経済とマネタリー経済のどちらを基本にするか
中国の習政権の困難は、格差是正と成長持続のどちらを選ぶのかということにありそうです。
格差是正は生活文化次元の問題であり、成長持続は貨幣経済次元の問題ですから、この関係は、生活文化を目的とするか、貨幣経済を大切にするかの問題だろうと思います。
言い換えれば、サブシステンス経済とマネタリー経済の、どちらを基本に考えるかです。
http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2010/07/post-f533.html
そこをしっかりしない限り、問題は正しくは設定できないでしょう。
エジプトがムバラク時代に戻ろうとしているのも、こうしたことと無縁ではありません。
もちろん今の日本が、原発経済を捨てられないのも、同じです。
要するに「経済とは何のためにあるのか」です。
その問題をきちんと考えなければ、時代の流れは変わりません。
生活の次元で、豊かさを考えてみる必要があります。
自分の生活を豊かにしてくれるのは、一体なんでしょうか。
中国の薄熙来裁判の報道を読みながら、そんなことを考えさせられています。
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