■節子への挽歌2175:七回忌
節子の七回忌でした。
お寺の本堂でご住職にお経をあげてもらいました。
節子もよく知っている若いご住職です。
それが終わって、お墓でも卒塔婆を建ててお経をあげてもらいました。
姉夫婦は浄土真宗ですので、真言宗とはかなり流儀が違います。
浄土真宗には卒塔婆はありません。
お寺も、最近はいろいろと変化してきていますが、わが家がお世話になっている宝蔵寺は、とても誠実なお寺です。
ここにお世話になったことを感謝しています。
このお寺に、私の両親のお墓をお願いする時には、節子が話をしてくれました。
娘のジュンとお寺の娘さんとが同級生だった縁で、地域のお墓なのに受け容れてもらったのです。
まさか、そのお墓に自分が入るとは、当時は私も節子も考えていなかったのですが、なぜか節子は自分からそこに入ると言い出したのです。
そのため私もここにいつか移住です。
普通のお墓には入りたくなかったのですが、節子が決めた以上は仕方ありません。
供養のあと、みんなで食事をし、自宅にきてもらって、節子の前で談笑しました。
滅多に会う機会のないメンバーです。
節子のおかげで、楽しい談笑の時間が持てました。
今回は、引継ぎを兼ねて、娘にほぼ全てを頼みましたが、それでも異様なほどの疲労感があります。
なぜでしょうか。
私の担当に関しては、かなりの失敗がありました。
お寺の本堂での供養が終わった後、お墓でのお参りをするのですが、うっかり「お墓お参りセット」を持参するのを忘れてしまいました。
慌てて、お寺さんに頼んで、お線香をもらいました。
自宅での談笑が終わり、それぞれがお帰りになる時に、お土産を渡すのも忘れてしまいました。
これは、私がよくやることです。
娘に頼んでお土産を買ってもらったのに、渡すのを忘れてしまったことは、これまでも何回もあります。
どうも私には「お土産をあげる」という文化が欠落しているのです。
「物をもらう文化」はけっこうあるのですが、「物を差し上げる文化」が弱いのです。
実に困ったものです。
次回の法事は13回忌。6年先です。
その前に、私の葬儀があるかもしれません。
さらに6年は、けっこう遠い先ですから。
それにしても、今日は、彼岸にエネルギーを取られたのではないか思うほど、疲れました。
眠くて仕方がありません。
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