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2013/09/07

■オリンピックとフクシマ問題

一昨年のフクシマ原発事故以来、私の生活はかなり変わりました。
オリンピック招致会見などで、竹田さんや猪瀬さんが、「水や食べ物は安全」「住民は普通に生活している」「東京は全く問題になっていない」などと話していますが、驚きの発言です。
私が住んでいるのは千葉県ですが、わが家の家庭農園はまだ除染されていないために、食用野菜の栽培には今もほぼ使えません。
私の周辺でも、小さな子どもをお持ちの方は、転居されました。
これまでと違って、庭の草木も普通の生活ゴミとは分別して処分しなければいけません。
池の魚が全滅したのが、放射線汚染のせいかどうかはわかりませんが、いろんなことが起こっています。
猪瀬さんや竹田さんは、事故があっても、前と同じように安心して暮らしているかもしれませんが、少なくとも私の生活は変わりました。
オリンピックのことだけしか見ていないので、現実が見えていないのではないかとさえ思いたくもなります。

韓国が日本の東北からの水産物輸入をやめることになりました。
オリンピック招致への嫌がらせなどと言う人もいますが、そもそもこの現状でオリンピック招致を考えていることが正気の沙汰ではないのです。
責められるべきは韓国政府ではなく、ここまで放置している日本政府と日本国民です。
現実を見ようとせずに、必要な対策さえ怠り、外部から批判されて初めて、汚染水対策に動き出す。
オリンピック招致に向けた費用をもっと早くフクシマに向けていたら、汚染水漏れなど起きなかったでしょう。
チェルノブイリの時に、あれほど騒いだのに、いざ自らの国が事故を起こすと隠そうとする、これも驚きです。
原発輸出するために原発事故の現実を隠すというのでは、悪徳商法と言われても仕方がないでしょう。
昨夜の報道ステーションで、猪瀬さんは、事実を示すデータは開示されていると話していましたが、そのデータが信頼されていないのです。
それにしてもお粗末な説明で、巧に相手に迎合する古館さんも呆れているのが感じられました。

フクシマ原発事故の現実は、もっと事実が共有されるべきです。
私も最近、現実を「見たくない」思いが強くなり、報道にだまされたくなってきていますが、それでは事故を起こした私たちはいいとしても、世界や次世代への責任は果たせません。

オリンピック招致での海外記者の質問は、そのことを改めて思い出させてくれました。
しかし、日本のジャーナリストが、誰一人こうした質問をしなかったのは情けない話です。
いまさらテレビで何を言っても、新用はできません。

オリンピック騒ぎも、もう少しで幕引きになるでしょうが、2回にわたり、無駄な税金が使われたことに怒りを感じます。
その騒ぎに借り出されたアスリートたちには、全く同情はしませんが、まともな選手になってほしいです。
もう道化役はやめたらどうでしょうか。

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