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2013/09/10

■節子への挽歌2200:宝くじを買わないと人生を全うできない感じです

節子
昨日は、いささか深刻なビジネスミーティングを2つ行いました。
いずれも、お金が絡んでいます。
私には不得手なミーティングです。
私がお金をもらえる話なら、まあさして深刻でもないのですが、いずれも逆で、私が資金的な支援をするかどうかというミーティングです。
幸か不幸か、私には資金がないのですが、要は私が保証するかどうかというのが、深刻さにつながっているわけです。
友人や娘からは自宅を抵当にしていてはいけないとか、連帯保証人になってはいけないなどと言われていますから、それだけは最近は避けていますが、目の前に困っている人がいたら、何とかしないといけません。
どうも相手はそういう私の性格がわかっているようで、次々と相談をしてくるのです。
そのことを知っている人からは、佐藤さんは甘く見られていると言われていますが、甘く見られていることは別にどうということはありません。
しかし、だまされることが繰り返されると、やはりがっかりします。
人間不信になるからです。
同じ過ちはもうしないぞと思うのですが、相手が変わるとついついまた、相手を信じたくなります。
これは、一種の病気かもしれません。

加えて、昨夜、2人の知人から、係争の話し合いをするので立会いをしてくれないかと、それぞれからメールが来ました。
実は、こういうことも初めてではありません。
これまでも何回かあります。
係争の中身はいつも「金銭問題」です。
私を通して知り合った人同士なので、同席しないわけにもいきません。
しかし、お互いに私の知らないところで、一緒に事業を起こし、失敗して争うと私のところに相談に来る。その神経が私にはよくわかりません。
調停役をやって解決したら、お礼くらい言ってもらっても良いと思うのですが、係争の調停はいずれにも不満を残しますので、いずれからも感謝されることはありません。
そのため、せめて交通費くらい払ってほしいと、卑しい気持ちにさえなりますので、あんまりやりたくはありません。
しかし、頼まれると断れないのが、私の性格なのです。
これは性格と言うよりも、私の生き方かもしれません。
生き方であれば仕方ありません。

そういうことを行って、自己嫌悪に陥っていると、節子はいつも「それが修さんなんだから」といささか諦めながら笑いとばしてくれていました。
その笑顔に救われてきましたが、最近は救いがありません。
娘たちは、死ぬ前に借金をきちんと返しておいてね、とにべもありません。
やはり宝くじを買わないと人生を全うできない感じです。

節子
宝くじが当たるように祈ってくれませんか。

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