■節子への挽歌2236:台風一過
節子
台風による大雨で、手賀沼公園が水浸しです。
こんなことは初めてです。
今日は台風を予防して、予定を変えてしまいましたが、台風は意外と早く通り過ぎてしまいました。
しかしかなりの大雨で、水の被害が出ています。
台風一過という言葉があるように、台風はどんな被害をもたらそうと、通り過ぎると多くの場合、からっとした青空になります。
汚れた空気はなくなり、実にさわやかな気分になれます。
家屋倒壊や水害などの被害にあったところは、それどころではなく、台風が通り過ぎても問題は残ったままですが、全体の天気は、台風が嘘だったように穏やかに明るくなります。
私がいま抱えている難題は、なかなか台風一過といったことにはなりません。
じわじわと責められ続けています。
考え方を変えれば、すぐにでもその状況から抜け出せるのですが、その踏ん切りがつきません。
私の優柔不断振りが、禍を増幅しているわけです。
台風と私の状況の、あまりの違いに、ますます自己嫌悪に陥ります。
せっかく休んだのに、いろんなところから電話とメールがきます。
みんなパニックなのかもしれません。
私の基本姿勢は、嘘をつかないことと相手を信頼することです。
それを貫いてだめであれば、それはそれですっきりとします。
しかし、その途中は結構大変で、節子の代わりに娘たちがいま被害を受けています。
台風は、なぜ起こるのでしょうか。
たぶん状況を変化させるために起こるのでしょう。
だとしたら、昨日からの新しい難問は、もしかしたら台風かもしれません。
台風一過とはならないでしょうが、何が変わるか楽しみです。
まあ、かなりのやせ我慢の見栄ですが。
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