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2013/10/12

■モンドラゴンもいろいろと変わってきているようです

前の記事でも少し言及しましたが。生活クラブ共済連の伊藤さんが昨年、モンドラゴンに行ってきたということを聞いたので、伊藤さんに頼んで、先週、モンドラゴンについて話し合うサロンを開催しました。
湯島の集まりの特徴として、実に多彩な人たちが集まるので、話は広がり刺激的でした。
モンドラゴンは協同組合や社会的経済などに関心のある人には有名すぎるほど有名ですが、昨夜は名前も初めて聞いたという人もいて、それが議論を深くしたように思います。
伊藤さんの報告はとても示唆に富むもので、モンドラゴンに憧れていた私には、がっかりする話もあったのですが、批判的な視点を得ることができたのはよかったです。
私はほれ込むとすべてが良く見えてしまうタイプですので。

株式会社は資本(金)が主役で労働(人)は道具だが、労働組合は労働(人)が主役で資本(金)が道具ですが、モンドラゴンはそこがまったくぶれていないと伊藤さんは話してくれました。
組合員の雇用を良質両面で守るために、株式会社の手法も貪欲に取り組んでいるのだそうです。
そして、バスク地方はもちろんスペインを超えて、いまや多国籍企業化しているといいます。
モンドラゴンの経営するエロスキ生協は、いまやウォルマートに次ぐ世界第2の規模だといいます。
そういう話を聞くと、「モンドラゴン、おまえもか!」と言いたくなりますが。

特にそう思ったのは、モンドラゴンは反原発運動やバスク独立運動などには中立的なのだそうです。
そういう政治的な問題に関わると、組織そのものが影響を受けるからだそうです。
組織と個人の生活のどちらを基軸にするかは、私の大きな関心事ですが、その意味ではモンドラゴンはもう理念を失っているかもしれません。
言い換えれば、モンドラゴンは生活共同体ではなく経済共同体になっているのかもしれません。
資本と人間の関係では、主客正常化しているとしても、組織と人間との関係では、相変わらず主客転倒しているように思います。

またモンドラゴンは仲間と外部を峻別する、狭い協同組合主義のような側面も感じました。
と言うのは、労賃の安い地域で部品をつくり、それを自国で組み立てて高く売るという、他国籍企業のようなことまでやっているようです。
つまり開かれた社会性ではなく、自分たちだけの社会性というわけです。

これまでのモンドラゴン信仰がかなり崩れました。
改めてまたモンドラゴンをもっと知りたくなりました。
ところで、ブータンやラダックはどうなっているのでしょうか。
とても気になります。

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