■情報麻痺のなかでの「まあ仕方ないか」の生き方
東京電力は、福島第1原発で2日に貯蔵タンクからの漏れが確認された汚染水が海に流出したことを明らかにしました。
毎日のように、こうした情報が流されます。
その結果、どうなるでしょうか。
消費税増税が決定しました。
1年前を思い出すと、最初は反対していた人たちも、消費税増税が必要だと毎日、マスコミが情報を流すうちに、なぜか「まあ仕方ないか」と思い出して、増税を推進する自民党に投票してしまいました。
何回か聞いているうちに、洗脳されてしまったわけです。
本当に必要かどうかなど、わかるはずもなければ、正しい解があるわけでもありません.
TPPはどうでしょうか。
これも何回も情報に触れているうちに、もう参加するのが当然のようになってきてしまっています。
マスコミによる情報洪水の前には、みんな洗脳されてしまいます。
原発はどうか。
いつの間にか原発再稼動も「まあ仕方ないか」と多くの人が思い出しているようです。
汚染水漏洩の情報にも、だんだん感覚が麻痺してきました。
もちろんそれによって実際に行動を制約される漁業関係者などは、「まあ仕方ないか」などとは思ってはいないでしょう。
情報社会とは、「まあ仕方ないか」の社会かもしれません。
みんなやけに物分りがよくなってしまうからです。
しかし、それでは現場は壊れていくでしょう。
本当の情報は『現場』にしかないからです。
そして、私たちは、実は『現場』に支えられて生きています。
経済成長は財政健全化のために、生きているわけではありません。
私も、現場から考える姿勢をさらに強めたいと思います。
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