■節子への挽歌2222:湯島のローソン
節子
湯島のオフィスの近くのローソンが新装開店しました。
ところがもしかしたら、オーナーが変わったかもしれません。
湯島のオフィスは25年前に開きました。
当時は、節子と一緒に出勤していました。
私たちがオフィスを開くのと、たぶんほぼ同じころにローソンが開店しました。
私は当時、コンビニを利用することはまったくありませんでした。
たぶん節子もそうだったと思いますが、ちょうどオフィスに行く途中だったので、このローソンは利用させてもらいました。
ただそれだけの話なのですが、そのローソンのオーナーが道で会うととても丁寧にあいさつしてくれるのです。
最初は、私自身、その人がだれかわからずに、あいさつされて戸惑ったことがあるのですが、節子からローソンの人だと教わりました。
以来、道で会うと私からも声をかけさせてもらうようになりました。
そのローソンは場所があまり良くなかったのか、10年ほど前に大通りに面した場所に移転しました。
前の店舗は、たぶんオーナー家族の住んでいるビルの1階にあったのですが、そこはどうやら息子さんがカフェを始めました。
大通りに移った新店舗は好調でしたが、すぐ近くにファミリーマートができてしまいました。
数週間前に、突然、そのローソンが閉まって改修工事に入ったのです。
さらにその少し前に、前に会ったところのカフェも閉鎖されました。
オーナーの方はどうしたのだろうとずっと気になっていたのですが、ローソンの跡にまたローソンが開店しました。
よかったとうれしかったのですが、スタッフが全員変わっていました。
もしかしたら、オーナーが変わったのです。
長々書きましたが、この数週間ずっと気になっていたことなのです。
ローソンが転居し、カフェもできた頃、オーナーの奥様に、2つもお店ができて大忙しですねと声をかけたら、での大変なのですよと答えてくれたのが忘れられません。
もしかしたら、ほんとに大変だったのかもしれません。
湯島のオフィスは、もう25年目です。
その間、ほとんど来なかった時期も5年近くありますが、それだけいるといろんなことがあります。
また節子が知っている人が、1人、いなくなってしまったかもしれません。
とてもさびしいです。
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