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2013/11/27

■だれもかれもニーメラー

これまでも何回か書きましたが、やはりどうしてももう一度、ニーメラーのことを書いておきたいと思います。
ニーメラーの時代と、全く同じ状況が再現されているような気がするからです。

ニーメラーの話はご存知の方も多いと思いますが、ある本からの引用がわかりやすいでしょう。

「ナチスが共産主義者を襲ったとき、自分は少し不安であったが、自分は共産主義者ではなかったので、何も行動に出なかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったから何も行動に出なかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人などをどんどん攻撃し、そのたび自分の不安は増したが、なおも行動に出ることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。そこで自分は行動に出たが、そのときはすでに手遅れだった」。(「ルポ戦争協力拒否」184頁)
特定秘密保護法が成立しそうです。
その動きに危惧の念が多くの人から発せられています。
テレビでは、ジャーナリストやコメンテーターなどが、盛んに批判的な意見を繰り返し述べています。
日本ペンクラブの浅田さんも反論を唱えていました。
これほど多くの人が反対しても、法案は着々と成立に向かっています。

しかし、テレビのキャスターやテレビによく出る有名なコメンテーター役の人が、もし本気で危惧しているのであれば、行動を起こすべきでしょう。
そしてテレビを通じて、行動を呼びかけるべきでしょう。
テレビのスタジオで、反論を唱えていてすむだけの危惧だと思っているのでしょうか。
もし本気で、心配なのであれば、行動しなければいけません。
単に言葉で批判するだけであれば、もうやめてほしいです。
「アリバイ工作」のような適度の批判は、動きを加速させる効果も持っているからです。

もちろんそれは私のようなただの市民でも同じことです。
反対ならば、せめてデモには行かなければいけません。
しかし、マスコミを通して世論を呼びかけ、行動を呼びかける立場にある人であれば、立場は全く違います。
オピニオンリーダーは、ただ発言していればいいわけではありません。
ツイッターでつぶやいていればいいわけでもありません。
納得できない動きを止めることが目的であって、動きを批判することが目的ではないでしょう。
もしそうであれば、テレビのなかのぬくぬくした世界から、外に飛び出さなければいけません。
とびだしたらどうなるか。
結果はほぼ見えています。
個人の生活は大きな影響を受け、仕事は続けられなくなるかもしれません。
そこで動けなくなるわけです。
そして「ニーメラー」と同じ後悔の中で死んでいくことになる。

最近のジャーナリストには「覚悟」もなければ、ビジョンもない。
そんな気がしてなりません。
1人くらい行動を起こす、「有名」なジャーナリストがいてほしいと思いますが、「有名」になるとそれが財産になって、みんな守る姿勢になるようです。
「有名」になるのは、その立場を活かして、社会を変えるためなのではないかと思いますが、最近の有名人は、みんな資産家発想になってしまっているようです。

ニーメラーの後悔は、どうも繰り返される運命にあるようです。

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