■節子への挽歌2257:月下美人
節子
節子にステキなプレゼントをもらいました。
エクセルで描いた「月下美人」です。
先日、挽歌で書いた山陰太郎さんが、ご自身のサイトにアップしてくれました、
山陰さんのサイトには、他にもたくさんの作品が掲載されています。
月下美人の作品には、こう書き添えられています。
「月下美人」
実際に見たことはない花ですが、つい先日繋がったネットの世界、ある方の天国の奥様へ贈りたいと思います。
花言葉は「儚い美」。仄かな香を放ちながら白い大輪の花を一晩だけ咲かせるという、伝説めいたお花のようです。
「ある方の天国の奥様」とは、節子のことです。
この挽歌を読んでくれて、魂をこめて描いてくれたのが、この作品です。
月下美人は、夜に咲くそうです。
そして、一夜にして枯れるのだそうです。
まさに「儚い夢」です。
しかし、月下美人にとっては、それは決して儚い夢ではないのでしょう。
時を得て、思い切り大きく咲く。
それもだれにも見られることなく、真夜中に。
その潔さはうらやましい。
この絵をよく見ると、山が見えます。
この風景は、節子と一緒にいった千畳敷カールで見た風景にとてもよく似ています。
最近、時々、なぜかその時の風景を思い出していたのですが、まさか月下美人の後ろに、それを感ずるとは思ってもいませんでした。
山陰太郎さんの奥さんも、お名前が節子で、年齢も私の妻の節子と同い年です。
違うのは旅立った年。
私はまだ山陰太郎さんとはメールだけのお付き合いですが、どこかに似たものを感じます。
山陰太郎さんも、そう感じているそうです。
だとしたら、たぶん、それぞれの伴侶だった2人の節子たちも、どこか似たところがあるのでしょう。
彼岸で会っているかもしれません。
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コメント
こんばんは・・・ おはようございます
午前三時にはどちらの挨拶がいいのでしょうか(両方を書くことにしました・・)
佐藤様
私は妻を亡くした時、はじめて人間がいつかは死ぬんだと教えられたような気がしています。
これまで、友人や両親のお葬式など数えきれないほど出席しましたが
妻の死は今まで感じたことのない無情感と喪失感に襲われ
自分自身の心の弱さがこれほどとは・・・思ってもいませんでした。
と同時に、「命」の不思議と大切さを理解できたようです
ペット達も含め、命に軽重や区別は何もないことを叩きこまれる出来事になりました。
節子への挽歌を六年間以上に亘り続けてこられた佐藤様の思いが
伝わってきます
私の勝手な思い込みなのですが、この「節子への挽歌」は私自身の心を代弁して頂いているようで
沈み込んだ気持ちの安定をもたらせてくれます。
今後も楽しみにしております。 ありがとうございました。
投稿: 山陰太郎 | 2013/11/07 03:41