■節子への挽歌2279:箱根
節子
箱根の小涌園に来ています。
箱根ホテルで恒例の経営道フォーラムの合宿です。
毎年、ここには数回来ていますが、芦ノ湖に上がることはほとんどありません。
箱根をゆっくりと楽しむ気分にはなかなかなれないのです。
それでも最近は節子がいなくなってからの数年とは違って、風景を見る余裕が出てきました。
そういう意味では、時間は心をいやしてくれるのかもしれません。
以前は、時間が癒すなどという言葉に反感さえ感じたものですが。
今日は朝早く家を出たのですが、案内をきちんと読まなかったため、ホテルで2時間も空き時間ができてしまいました。
ロビーで景色を見ながらぼんやりとしています。
寝不足のせいか、眠くなってきます。
それにしても、節子はどうして箱根が好きだったのでしょうか。
よく飽きもせずに、箱根に通いました。
節子がいなくなってから、仕事で私が箱根によく通い出すようになったのは皮肉な話です。
そろそろ私の出番の時間です。
会場に行くことにしましょう。
| 固定リンク
「妻への挽歌12」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2400:怠惰な1日(2014.04.07)
- ■節子への挽歌2399:自分のための日(2014.04.06)
- ■節子への挽歌2398:第4期のはじまり(2014.04.01)
- ■節子への挽歌2397:菜の花は食べられてこそ喜ばれる(2014.04.01)
コメント