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2014/01/09

■節子への挽歌2321:あったかな手賀沼の絵

節子
前にも書かせてもらった山陰太郎さんが、エクセル画で手賀沼を描いてくれました。
エクセルで、どうしてこんな絵ができるのか不思議ですが、何かとてもあったかなものが伝わってきます。
山陰さんが、心を込めて描いてくれたのがよくわかります。

Tega
http://goen23226.blogspot.jp/2014/01/blog-post_8.html?showComment=1389269261082

山陰さんも伴侶に先立たれています。
まだお会いしたことはありませんが、私たちをつないでいるのは、伴侶への思いです。
こればかりは、体験してみないとなかなか共有できない思いでしょう。
かなしいとかさびしいとか、そんな話ではないのです。
私ももう2300回以上の挽歌を書いてきていますが、なかなかうまく表現できません。
読者からすれば、うじうじしていたり、未練がましかったりと思うでしょうが、本人はそれほどそんな気持ちはないのです。
ただはっきりしていることは、生きる意味がどうも見つからないということです。
意味を見つけようと、何かを始めても、どうもしっくりきません。
つまり「気が萎えてしまっている」としかいえません。
病んでいるのではなく、萎えているだけですから、「病気」とは言えません。
気が萎えていることをなんと言えばいいのでしょうか。

山陰さんのエクセル画ですが、これはわが家から撮った、今年の初日の出の写真をもとに描いてくれたものです。
私がいま住んでいるわが家は、節子が選んだ土地につくった家です。
もし節子がいなければ、この家に転居することはありませんでした。
節子は、ちょっと高台にある、この家が大好きでした。
しかし、ここでの生活をゆっくり楽しむことはできませんでした。
転居してすぐに、胃がんが見つかったのです。

節子の楽しみは、この家から見る手賀沼の風景でした。
しかし、当然のことですが、家の前に他の家が建ち、すぐに視界は狭くなり、
次第に手賀沼は見えなくなってきてしまいました。
幸いに、わが家には猫の額ほどの小さな屋上があります。
そこから初日の出が見えるのです。
節子が旅立つ年の初日の出も、2人で見ました。
初日の光を一身に浴びて、節子は邪気をすべて吐き出したのですが、旅立ちは避けられませんでした。
ですから、初日の出を見ることは、私にはそう楽しいことではないのです。
でも初日の出だけは、必ず見るようにしています。
ああ、あの向こうに節子がいるかもしれないと思うも時にありますが、何も考えることなく、ただただ見るだけなのですが。

山陰さんのエクセル画をプリントアウトして、節子に供えました。
ちなみに、どこかで見たような色調だなと思ったのですが、節子の油絵の先生の絵の色調がこんな感じだったなと思いつきました。
いま、その絵がどこにあるか思い出せませんが。

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妻への挽歌12」カテゴリの記事

コメント

佐藤様 こんばんは

他人様からみれば、つまらないエクセル絵画をご紹介頂き
ありがとうございます。

この「手賀沼」を書いているとき、なぜか微妙な操作が出来なくなり
粗削りな絵画になってしまいました。もうしわけありません

会ったこともない佐藤様ご夫婦の姿が思い浮かんだり、無念の気持ちが出たり入ったりと
細かなところが描けませんでした。

佐藤様ご夫婦が並んで散歩をしておられる姿や、食卓を挟んで珈琲を飲んでおられる姿が
浮かんできました。
そのことが私の心を平穏に癒してくれます。  
不思議な機能が人間には備わっているのかもしれませんね

今年の仕事では、温泉旅館の再生のお手伝いをさせて頂くことになりましたが
個人的な思いで秋には京都に出る予定です。
伏見稲荷神社や数カ所のお寺を回ってみたいと考えております。

妻との同行二人旅と言うところでしょうか
妻へのささやかなお詫び行脚かもしれませんが・・・

投稿: 山陰太郎 | 2014/01/09 22:15

山陰さん
ありがとうございます。

>不思議な機能が人間には備わっているのかもしれませんね

私もそう思います。
実に実に不思議です。

温泉旅館の再生ですか?
妻が温泉好きだったこともあり、私は温泉になかなかいけなくなってしまっています。
困ったものです。

寒くなりました。
どうぞご自愛くださいますように。

投稿: 佐藤修 | 2014/01/10 09:32

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