■節子への挽歌2340:自宅での時間を持て余し気味です
節子
今日は3月中旬並みの暖かさだったそうです。
三寒四温どころか、一寒一温、いや半寒半温、つまり日中は暖かいのに夕方から冷え込んでしまう日が続いています。
昨日はうっかり薄着をして外出し、夜遅くなったために寒さに震えながら帰宅しました。
今日はそれで早目に帰宅しました。
節子がいた頃は、なぜか自宅でも山のように仕事がありました。
もちろん「家事」ではなく、私の「仕事」です。
それで、節子からはよく「あなたの趣味は仕事ね」と言われていました。
当時は、気にはしていませんでしたが、いまにして思えば、少しは生き方を変えたらというメッセージだったのかもしれません。
それにしても、最近はどうしてこんなに時間があるのでしょうか。
自宅にいる時は、実にたっぷりと時間があるのです。
平たくいえば、やることがないのです。
といっても、実は「やらなければいけないこと」はそれなりに山のようにあります。
もちろん「家事」ではなく、「仕事」というか「活動」の関係です。
しかし、それをやろうという気になかなかなれません。
つまり、「やることはある」のに、実際には「やることがない」。
実に困ったものですが、どうもモチベーションが高まりません。
高まるのは、精神的な負担感だけ。
夜の付き合いを基本的にやめたのも、自宅での時間が増えた理由です。
節子がいなくなってからのほうが、なぜか急いで自宅に帰りたくなっているのです。
これは、われながら不思議なのですが、節子を見送ってからずっとそうです。
帰宅しても、そこには節子がいないのですが、なぜか早く帰りたくなっています。
帰宅してから、何をやるというわけでもありません。
たぶん節子がいた頃に比べると、テレビを見る時間もパソコンに向かう時間も減っています。
増えたのは、「やるべきこと」があるのに、なにも「やること」のない時間。
その結果、就寝時間は早まりましたが、いまも真夜中に目が覚めるので、睡眠時間は増えてはいません。
要するに、充実感がないわけです。
今日は隣町の取手市の市役所に行ってきました。
友人からの依頼で講演を引き受けてしまいましたが、主旨をきちんと聞いたら、テーマが「生きがい」でした。
最近の私の状況では、適役ではありません。
でももう引くに引けない状況です。
いやはや困ったものです。
講演日までに、今の状況を抜け出さないといけません。
しかし、「生きがい」ってなんでしょうか。
たっぷり時間があるので、今日はゆっくりお風呂に入って、考えてみようと思います。
そろそろお風呂が沸く頃です。
| 固定リンク
「妻への挽歌12」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2400:怠惰な1日(2014.04.07)
- ■節子への挽歌2399:自分のための日(2014.04.06)
- ■節子への挽歌2398:第4期のはじまり(2014.04.01)
- ■節子への挽歌2397:菜の花は食べられてこそ喜ばれる(2014.04.01)
コメント